漫画家がnoteをやる理由

漫画家のかっぴー です。「左ききのエレン」など書いています。

今年も、ふるさと納税の季節、もとい師走が近付いて参りました。

今年は1年間、ずっと新連載の準備をしていました。
それ以外は、ここnoteでの「左ききのエレン」インディーズ連載のみで、たまにインタビューや登壇しかしておらず、今年はほとんど働いた実感がありません…。

漫画家はどうしても、連載と連載の間に時間を要します。
それは仕方が無いのだけれど、ぶっちゃけ無職に近い時間、ほぼ無職。
それなりに色々と不安にもなるもので。

私が目一杯準備に集中できたのは、noteがあったからです。メンバーシップやマガジン購読はもちろん、ただ無料で読んでくれているだけでも励みになりました。収益面で助けられたのは当然の事ですが、精神面でもデカかったです。この場所に読者が居るんだと言う事実に背中を押してもらいました。

あと、これもぶっちゃけますが、今年は似顔絵を描くチャレンジを始めましたが、これも相当助かりました。今年の家賃は、似顔絵で払ってます。

描かせて頂いた皆さん、ありがとうございます。
(似顔絵、まだ受け付けてます!)

少なくとも私は、noteがあるおかげで準備期間を乗り切ることができたので、noteをはじめる漫画家が増えればいいなと思ってます。

漫画家は孤独な職業。これはイメージ通りかと思いますが、みなさんが思っている以上に孤独です。もちろん家族もいるし、人と会う事もあるけど、作品と向き合う時は常に一人です。作画先生がいても編集さんがいても、一人で机に向かって考える時間がほとんどです。だから、めちゃくちゃ不安になります。本当に、今やってる事に意味があるんだろうか?って。

私は、本当に孤独になった時、noteのメンバーシップを開きます。特に何か書き込んだりする訳では無いけれど、「いま何人の人が参加してくれてるのかな」など思いながら眺めます。

99%の方々は顔も本名も知らなくて、アカウント名しか知らないけど、ちゃんと見てますし、存在に助けられています。

来年は、新連載が2つの雑誌で決まっています。企画を考えている雑誌は、もう2つあります。さすがに同時に全部はやれないだろうけど、2つや3つは同時進行で連載を持つかも知れません(それに加えて、もちろんエレン!)

今年は準備に充てたので、来年はいよいよ働きます。やってやんよ!と言う意気込みと共に、かなり忙しくなりそうで今から震えが止まりません。でも、こもってる時も、忙しい時も、とにかくnoteで、まさしくこの記事を読んでくれているあなたとか、みなさんのお陰で戦えています。本当にありがとうございます。

面白い漫画を描くことが、この恩返しになると信じて、来年も精進しますので、何卒宜しくお願いします!

PS.
「左ききのエレン」が全話読めるメンバーシップ、来年は4000人を目指したいと思っているので、宜しくお願いします!

来年の新連載がどんな感じか、月額マガジン向けでこっそり書きます。
もしご興味あれば!

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