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真冬になぜ冷蔵庫を使うのか?

「冬は外が寒いのになぜ冷蔵庫を使うのか?」という話をツイッターで呟いたら、いつもとは違う反響があった。

https://twitter.com/g_item/status/1576176603276578817?s=20&t=isfOURHkE07An5yxXFarNQ

そこで思いつくままに、冷蔵庫に関しては個人の問題というよりはインフラの問題と書いた。

住宅と冷蔵庫の設計を外気の冷気を利用するように設計する事も可能だったのに、新築設計は今までそういう方向には向かわなかったなと。

冷蔵庫が無駄にエネルギーを使っていることは、難しい理論を知らなくたって分かることで、

エネルギー源 → 発電 → 供給 → 冷蔵庫で冷やす

というよりも、近くに温度が低い場所があるなら、

冷気 → 冷やす

という方がシンプルだ。エネルギー形態を変換させないので損失もない。

技術的にもごく簡単だ。枯れた技術で実現可能だと思う。ただ、家屋が冷蔵庫用に冷気を取り入れるようには作られていないし、一般に売られている冷蔵庫でそんなものは見かけない。

温度がしっかりコントロールされなければ今どき誰も使いたがらないので、作るならハイブリッド式かなとは思う。普通の冷蔵庫に冷気を取り入れる仕組みを加えるような。それなら夏場も使えるし、冬場のエネルギー消費はゼロに近くなる。

こんな簡単そうなのに今まで普及されていないのは、エネルギー代が安すぎたのかもしれないし、省エネ対策と打ち出すには地味すぎたのかもしれない。大部分では発明や特許が絡むわけでもないから、お金が大きく動くようなプロジェクトにもならないだろうし。

ドイツの環境対策もなんだかんだ言って迷走してるよなと感じる。そんな話はまた別の機会に。


この記事は別ブログに書いたものを移行したものです。

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