足助のおばさん 田舎暮らし 202

明日は我が家の「お仏事」です。
昨夜もう1度栗ご飯を炊いたので、多分明日もうまくいくと思います。他に、今年選挙事務所で作った大根の煮酢和え、三つ葉と毬ふの吸い物を作る予定です。おばあさんも卵焼きを作ると張り切っています。
「お仏事」に備えて、仏具の「お磨き」をします。昔はおじいさんが自分でしていましたが、夫の友人が仏壇屋さんなので、近年はお金を払って磨いてもらいます。
お供えも「たちおぶくさん」といって、普通にご飯を供えるだけでなく、プリンよりもうず高くしたご飯を供えます。その他にもお餅をついて供えるのですが、今年はおばあさんが「白いお饅頭にしよう」というので、上用饅頭を買うことになりました。ところが夫には「上用饅頭」がわからない。お茶菓子にも和菓子を少し用意するのですが、夫はスーパーでパックで売っている和菓子しか買ったことがないのです。
足助には和菓子屋さんがたくさんあって、折から「栗きんとん」ののぼりがはためいています。この「栗きんとん」、おせち料理に入れるべたッとしたものとは違い、岐阜県中津川の川上屋さんがつとに有名ですが、足助あたりでも大変おいしい栗きんとんを売っています。昔は私がお抹茶をたてて、ご住職にお出ししたものです。先代のご住職は毎年お出ししているのに「これは珍しいものを」とおっしゃってくださったものです。
というわけで、今日、午前中に足助まで行って、上用饅頭と栗きんとんを買ってきました。旧道沿いにいくつもある和菓子屋さんの中で、私が訪ねたのは「加東屋」という、近年バカにテレビの中継が入るようになったお店です。古い建物の中に色紙が所狭しと飾ってありました。
昔は1個150円くらいだった栗きんとんが220円になっていて、昔日の感を抱きました。「もみじカード」という、足助の商店街で使うポイントカードをバッグの中から取り出して何年振りかに押してもらったことです。(2019年10月7日 記)

(元ブログ 和菓子屋さん: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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