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足助のおばさん 田舎暮らし 242

例年今頃は「ムラのお雛」の時期です。子どもたちが各家を周ってお菓子をもらうイベントです。昨年は、学校はすでに休校になっていましたが、決行されました。と言っても、数年前から子どもの数は20人を下回っています。それも、以前はタブーだった「よそへ嫁入りした娘の孫」まで含めてでした。
我が家には「子ども」がいないので、お菓子を用意するだけ、飾るのもお内裏様だけ、というのが昨年までだったのですが、ついに今年は中止が決まりました。コロナ特例なのか、これっきり二度とやらないのかは今のところ未定です。
近年は「町内会も自由参加」というところも出てきているようですが、私の暮らす地域では「町内会長」以下20種くらいの役職があって、3月に全て決まります。お雛中止の決定もそこで決まりました。息子には中止の件を伝えましたが、おばあさん(夫の母)には気づくまで言わずに置こう、というのが暗黙の了解でした。明日で3月も終わりますが、どうやらおばあさんは気づいていないようです。今年は気温が高くて早くも筍が出だしたので、そちらに気をとられているようです。
娘がゼロ歳の時から飾り始めた超豪華な雛段は、再び日の目を見るでしょうか。(2021年3月30日 記)

(元ブログ 今年のお雛: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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