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足助のおばさん in 石川 4

ホテルから路線バスで金沢駅へ戻りました。大荷物は部屋に置いてあるので、ショルダーバッグとトートバッグだけが荷物です。金沢市内はいくつも路線バスが走っていて、行きは「金沢駅」ですが帰りがわからなくなりそうでバス停の写真を撮っておきました。ちなみに料金は小銭で払いました。

早朝の金沢駅は、通勤通学の人が行きかっていました。定期観光バスは予約してあったのですが、窓口でメールを提示しようとするとWIFIがなくて表示できません。焦る私に受付の方が「大丈夫です」と紙にカタカナで氏名が書かれたものを見せてくれました。デジタルとアナログの混淆する現在です。

ホームページはこちら。(2024年2月26日追記:現在運行していないようです)。

定期観光バス「能登めぐり わじま号」|かなざわ自由時間|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語 (kanazawa-kankoukyoukai.or.jp)

天気予報が「夕方雨」とあったので折り畳みのジャンプ傘を持参しました。参加者の中にも傘を持っている方はありましたが、バスを降りるときに一瞬で開くジャンプ傘は大変便利でした。

出発時にはさほど悪くなかったお天気が、能登半島へ向かうにつれて荒れてきました。ツアーの後半に予定されていた「千里浜なぎさドライブウェイ」は、状況次第では走行できない旨ガイドさんからお知らせがありました。それどころか、一番期待していたお客も多かった「朝市」が雨で撤収されていました。「輪島塗会館」「輪島キリコ会館」は屋内展示でした。

千枚田の見える岬辺りでは、乗客のスマホから「竜巻注意報」が響きだし、もうお天気は最悪です。ガイドさんにとってもまれにみる悪天候だったようです。ですが、せっかく能登半島まで来たのですから、「世界農業遺産」と記されたお饅頭を職員室にお土産に買いこみました。

昼食会場の「ビュー・サンセット」は私たち一行のためだけに営業していたようです。単独で乗車していた私を含めた4人がテーブルを囲み、「金沢おでん」はじめおいしくいただきました。行きずりの4人がそれぞれのいきさつをおしゃべりするうち、私が「休暇届が職員室に行きわたっていなくて、お詫びに饅頭を買った」話をすると、激しく共感してくれた方があり、私の鬱憤はそこで晴らされました。

「千里浜なぎさドライブウェイ」のころにはお天気が幾分持ち直し、無事に砂浜をバスで走るというなかなかできない経験をさせてもらいました。(続く)(2023年11月4日記)

(元ブログ いしかわ百万石文化祭 4: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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