見出し画像

足助のおばさん in Nederland 7

キンデルダイクと言うのは、オランダ名物の風車がたくさん保存してある場所で、世界遺産登録もされている場所です。私が買ったガイドブックの一押しになっていたので、私は前日にホテルのフロントで、行き方を尋ねると、トラムと言う市街電車に乗って、アムステルダム中央駅まで行き、ロッテルダムまで行ってバスを乗り換えて行くのだと教えてもらいました。

しかし、ガイドブックには、ロッテルダムから船でキンデルダイクまで行く方法があると書いてあったので、私はそちらの方が簡単に行けると思い込んで、とりあえずロッテルダム行きの往復切符を買って、ロッテルダム駅で船着き場を探そうと思っていました。なので、私は船着き場の場所を訪ねるつもりでインフォメーションコーナーに並んだのですが、そこでもバスでの行き方しか教えてもらえなかったので、それでも、持っていたメモ用紙に「90」と、乗るべきバスの番号を書いてもらったので、まあバスでもいいか、と考えを変えて、バス乗り場を探し始めました。

ところが、行けども行けどもバス乗り場がないのです。種明かしをすると、ロッテルダムでバスに乗るには、もう1駅別の電車に乗って行かなければならなかったのですが、そこまでは私の英語耳がついていきませんでした。とにかくしゃにむに歩いて、もう今日は帰ろうかな、と思ったころ、駅前とは全く異なる場所でしたが、1台のバスに乗ることができました。私は、このバスで終点まで行って、引き返して来ようと思って乗り込んだのですが、とりあえず「キンデルダイクへ行きたいのだが」と運転手に告げると、そのバスで10分くらい言ったところに、90番のバスと合流できるところがあるとのことで、分かりやすく言えば、名古屋での金山、東京での新宿みたいなところで90番のバスに乗れるというのです。

その金山のような駅で、お昼にマクドナルドのハンバーガーとコーヒーを頼んだのですが、英語が使えなかったのは、ここだけでした。運転手さんはじめ土産屋の店員さんなどほとんどの場所は英語で通じたのですが、マックの店員さんだけNGでした。

わざわざオランダでマクドナルドもないだろうと言われるかも知れませんが、あの見慣れたロゴは心細い旅人にとっては希望の灯でした。それと、ヨーロッパではお手洗いが有料なので、まあ、金額はたいしたことないんですがシステムがよくわからないので、マックならその心配がないのも魅力でした。

ところで、日本ではトイレと言えば男性が青、女性がピンクと決まっていますが、オランダではどちらも紫で、しかも壁と一体化していて、どこがお手洗いなのかもよくわかりません。ジェンダー視点からは紫が望ましいかもしれませんが、やはりピンクの方が実用的だと感じた次第です。(2013年8月1日 記)

(元ブログ オランダ紀行5: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?