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足助のおばさんと教育 50

技術と家庭科

昔の中学生は、男子は技術、女子は家庭科と、別れて授業を受けていました。一緒に授業を受けるようになったのは、70年代の熱き女性運動家たちの戦いの賜物です。おそらくこのブログをご覧の方は大方が男女共修の世代ではないでしょうか。私は別修の世代でしたので、技術という教科を受けたことがありません。そのことを今も不幸だったと思ってます。
昨日買ってきたカラーボックスを今日作り上げました。午前中ボックス本体と小さい仕切り板を取り付けるところまでは一人でできたんですが、扉を取り付けるところで説明書が意味不明になってしまいました。少し前までなら頑張ってなんとかクリアーしてきたものですが、息子が高校生の頃から、どうも夫よりあてにできるかな、という具合に成長してきましたので、昼食時、「手伝ってくれない?」と聞いてみると、「いいよ」と快く引き受けてくれました。
早速2階に上がってもらって、とりあえず組み立てたボックスを見ると、先日組み立ててもらった大きなボックスと同タイプのものだとわかり、息子も少し気持ちが楽になったようです。そして、私が見ても意味不明にしか思えなかった紙を渡すと、おもむろに眺めて「うーん」とか「はあ」とか言ってましたが、どうやら私よりは理解した様子で「どっちが上?」「書くものない?」等々なかなかやる気を見せてくれました。
そして、無事に扉を付けてくれました。私が夫と比べて「やっぱり男ならこのくらいできるなきゃね」とジェンダーな皆さんに聞かれたらどうすんの!という発言をかまして、小づかいを与えました。その後、自力でコロを取り付け、ほぼイメージ通りのマイルームが出来上がりました。
実は散らかっていた物体の主なものはウィークリーブックの「西洋絵画の巨匠」のファイルだったんです。まだ最初の10冊が発行になったところなのに、部屋が埋まりそうな勢いでしたので、早めにイレモノを用意しました。それがきれいに片付いただけでなく、扉をつけたことによって、「手を通したが洗濯するほどでもない」衣類を見えなくすることができて、大満足です。
今は女性でも電動工具を使いこなす方がお見えのようですね。私もそんな技が欲しかったと思います。(2009年4月1日 記)

(元ブログ 技術と家庭科: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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