見出し画像

210328【チェルシー-アストンヴィラ】

BARCLAYS FA Women's Super League 20/21 18節@Kingsmeadow
2-0(1-0,1-0)

FA公式(選手リストがバグっている可能性が)
チェルシーサイト

チェルシー
4-4-2
アストンヴィラ
5-4-1

案の定Bergerは欠場で、WCLから両サイドをはじめ、数名を入れ替えたチェルシー。それでも各国代表選手というあたりに、層の厚さを感じる。やはり国内ではボールを持つ側に回り、総じてアストンヴィラにチャンスを作らせなかった。

Cuthbertがずっと開いたポジションを取り続けていたので、図のようなイメージになってしまったが、本来ならボールサイドにもっと寄って欲しかったのかもしれない。途中からFlemingと入れ替わったら、ソヨンがアンカーのダイヤモンドみたいになって大分バランスは良くなったので。

チェルシー自体にも大量得点の可能性があったわけではないのだけれど、2点ともちょっとしたズレというか油断というか、でもそういう部分が得点に繋がるか、あるいは失点に直結するかが、両チームの現在地を示しているのかなと。

例えば1点目は左のスローインをFlemingが受けてKirbyへ渡したタイミングでKerrは大外へ開き、Kirbyがヘッドアップした瞬間にDFの前に入ってくる。CBは逆サイドのFWの動きを捉えられておらず、ならば誰かが声を掛けるべき。もちろん、クロスとシュートは素晴らしかった。

2点目もWeißのクリアがDFに当たって少し小さくなってしまったときに、ラインを上げることに意識が行き過ぎて、ボールと逆のサイドのKerrがぽっかりとPA内で空いてしまった。そこを見つけるKirbyもさすがだけれど。

整った状態から綻ぶ事態にはあまりならなかったので、攻撃側も守備側も、予期せぬ瞬間まで研ぎ澄ませておくことが大切なのかなと思う。もしくは、いくつかの予測を立てておきつつ、その1つに予想外みたいな項目を用意し、その時は割り切るみたいな。

ずっとボールを持たれてしまったアストンヴィラは5バック状態が続いて、今日は1トップを採用しつつの、そこに岩渕だったわけだが、そもそもボールを扱える時間そのものが少ないので、非常に難しいゲームになってしまった。とはいえ、少しずつ可能性を感じるチームになってきている印象はある。監督があの手この手でなんとかしようとはしているので、1つでも成功体験を与えてあげたい。あまり勝てなさすぎると個々のメンタルにも影響がありそうなので。

奪う位置が低くても構わないなら、後ろスタートのビルドアップか、ロングボールを収める方法を模索する、もっと前で奪いたいのであれば、最終ラインがもう少し背後を狙われるリスクを負っても押し上げないと厳しいかな。スタミナが持つならハーフコートマンツーマンもありだとは思うが。この辺りのチームのコンセプトは、ぼく自身がもっと英語力を身に付けつつ、積極的に情報を拾いにいかないとわからないので、あくまでも個人の見解(というか文章すべてが個人の見解なのだが)。

中継のハーフタイムに「AT HOME WITH」なる、選手が自身の部屋を紹介するコーナーが。語彙力が乏しくて申し訳ないが、すごいコンテンツだなと思った。ファン層の違いをこういうところでも感じたりする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?