松本清張の小説の舞台36

今までは主に短中編の作品の舞台を書いてきた。今回から長編が多くなる。代表作、新潮文庫「ゼロの焦点」の主人公は、大手広告会社の北陸出張所主任の新妻である。時代は、昭和33年11月から昭和34年元日、事件が起きたのは12月12日である。

舞台(カッコ内は設定)は、金沢(夫の職場)・歌舞伎座(見合い)・T会館(東京會舘?・結婚披露宴)・青山南町(義兄の家。現・南青山)・渋谷(夫婦の新居。宿の女中の出身地)・新宿駅(新婚旅行への出発地)・甲府・昇仙峡・八ヶ岳・信濃境・富士見・上諏訪・天竜川・塩尻峠・穂高槍・上野駅(最後に夫を見た場所)・沼田・水上・大沢・六日町(現・南魚沼市)・富山・能登半島・輪島・七尾(工場の所在地)・津幡・高岡・白山・本願寺・兼六園・金沢駅・七尾線・西金沢駅・犀川・白山渓谷・河北潟・粟崎・大野湊・羽咋郡高浜町赤住(現・志賀町)・能登高浜駅・東尋坊・立川・京都・白山下・鶴来町(つるぎ。現・白山市。義兄が殺された場所)・寺井線・粟津・高浜町字末吉・能登金剛・世田谷区・手取川・白菊町駅・武蔵野台地・北海道・和倉温泉・千路・金丸・能登部・福浦(ふくら)・七尾湾・房州勝浦である。


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