バスクリン

私が子どもの頃は、今に比べれば、入浴剤を楽しむことは少なかったように思う。しかし、入浴剤の歴史は意外に古く、日本浴用剤工業会のホームページによれば、明治中期頃に生薬を配合して布袋に入れた商品が作られたという。

入浴剤といえば、黄緑色のバスクリンが記憶に残っている。バスクリンは津村順天堂(現ツムラ)が昭和5年に発売した商品で、「入浴剤=バスクリン」という時期もあったと思う。今年発売90周年となる。現在はツムラグループから離れ、アース製薬の子会社が製造・販売している。その子会社の商号は、株式会社バスクリンである。社名に残すくらい強いブランド力があるということだろう。

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