彼らの幸福の一端を担えたのであれば、それは大変に幸福なことだと感じるのだ

お前ら、死ぬまでにどんぐりのちくわパンを喰え。

絶対にだ。

遂にこの時を迎えてしまった。ちくわぱんの話ではなく。大親友達の結婚式の話です。僕の知りうる限り最もドラマチックな出会い方をした二人のハレの日だ。今年のゴールデンウィークは全てこの日のために費やした。

式に参加するため、初めて北の大地に足を踏み入れた。出会う人全てが本当に優しい町だったね。申し訳ないほどの心遣いを頂いてしまった。感謝しかない。この土地に住みたいという人の気持ちがよく分かったよな。マジで人が温かい。そもそも、新婦のご家族にお世話になりっぱなしてしまった。ご自宅で一泊させてくださり、ご馳走まで頂くばかりか、残りの日程を過ごす宿まで手配してくださった（漫画喫茶に泊まるつもりで、宿も取らずに乗り込んでました）。
お母様、何から何まで本当にありがとうございました。お土産の八乃木は大阪でしっかり布教させます。
お父様、美味しいお寿司を本当にありがとうございました。頂いたポロシャツは穴が空いたとしても着続けます。
弟くん、どこへ行くにも車を出してくれてありがとうございました。かなり序盤から、あなたのこともマブだと思っています。

左がウォールマリア、右がシガンシナ区

スピーチでも述べた通り、式当日の札幌は日本で一番幸せな空間だったと信じている。比喩でもなんでもなく。少なくとも僕はそう感じた。紫炎のくゆる安居酒屋チェーンで出会ったあの日、まさかこれほど幸福な瞬間に立ち会える日が来るとは思ってもみなかったよ。

再生回数はサンボマスターの動画に遠く及ばないけどさ。僕が参加して演奏した動画も二人の出会いの一助になってるのなら、それは大変に誇らしいことだよ。我々の演奏はいろんな人の人生を変えたり彩ったりしたようだ。ありゃす。

少しけ恥ずかしい話ではあるが、新郎スピーチは自ら志願しました。僕の人生を価値あるものだとまっすぐ伝えてくれた、大親友へのささやかな恩返しである。何を話そうか、ああでもないこうでもないとこねくり回したよ。台本に起こしたのは前日だけどさ。朝4時までかかりました。寝不足で眉毛を整えていたら眉頭が消え去りました。原稿は僕の眉毛を対価にして錬成したよ？人は何かを得るためには、同等の対価を必要とするんよ。あぁ…やっと辿り着いた…

は？

新郎の友人代表である手前かなり遠慮したわけだが、新婦だってぼくの大親友だ。許されるなら同じ分量でもって話していたよ。初めて話したのは難波の飲み屋だったな。これほど親しい間柄になれるとは想像してなかったよ。二次会の会場で、「私たち大親友だもんな！！？」と交わしたグータッチ、込み上げるものがあったよ。

僕は恵まれた人生を歩んでいると思うのだ。君たちは、人の感情を心から慮れる人だ。誰かの怒りや悲しみに、同等の熱量を込めて寄り添ってくれる人だ。僕の人生に価値を与えてくれる大きなファクターの一つになっている。そんな存在と巡り合わせていただける人生というのは、本当に輝かしいモノであると思うのだ。君たちも、君たちを介して出会った人達も、みな僕にとって本当に掛け値のない存在だ。

君たちが二人で奏でる歌声を聴き続けられることが、僕の無常の喜びである。僕は、差し出がましくもそれをそっと彩る伴奏であれたら嬉しいよ。主旋律なんてのはガラじゃからさ。横でそっと屋台骨を組めていたら。それ以上の喜びはないとおもうのだ。

いつだったか、母に言われた言葉がある。「大学時代に作った友人は一生モノになる」。僕は加えて言いたい。「そこから広がる縁もまた、一生モノの財宝になる」と。ひと繋ぎの秘宝、ワンピースってわけさね。どデカいネタバレかましちゃったかもしれんね。悪ぃなドロピザ、見てっかよ？全ての考察勢を置き去りにする気付き。集英社に消される日も近いかもしれんなぁ？効かねぇ！？ゴムだから！？！！？

は？

推敲を重ねつつゆっくり書き進めたよ。最後の最後は接待が入ってな、アルコールの影響が多分に含まれた内容になってしまったけど。その分思いの丈をを思いのままに書いたさね。僕の人生に関わってくれてありがとう。人並みの生活力も持たない僕に愛想を尽かさず、掛け値なしの友情でもって接してくれる事。本当に感謝している。月並みの言葉ではあるが、小綺麗に取り繕うより良いだろう。これからもよろしくお願いします。

一人で飛行機に乗った事ない僕と、新郎新婦のグループライン

下２行、やかましすぎるよな。