思い出に負けないような日が来たかもしれない

今日は本当にメチャクチャに酒が回っているから、
勢いに勢いを重ねた雑文を撒き散らかすぞ。ただし、あなた方を悲しませるものにはしない様努めるつもりだ。

あなた方は、化け物に身をやつそうとする私を、尚も人間として定義づけてくれる。なぜ、自分如きにそこまでして向き合ってくれるのだ。湧き上がる感謝で自分を直視できなくなってしまうな。

貴女はなぜ、他の皆様と同じ様に、どうでもいい存在だと見限ってくれないのだ。こんなにねじくれてしまった自分の善性を信じてくれるなよ。あなたに嫌われたくて、その一瞬に全力を注いだのに。それでも尚、僕を善人であったと言ってくれるのはなぜだ。泣いてなどいない。その一瞬は、傷を抉られた、顔を見るのも嫌だ、そう伝わったらいいなと思って精一杯顔を歪めたのだ。傷ではないと宣っておきながら。歪んだ思いで貴女との思い出に唾吐く存在でありたかった。不安と嫌悪が欲しかった。あわよくばを願い続ける自分を切り刻んでしまいたかった。

楽にしてくれよと思う自分は確実に存在する。それ以上に、これだけ思われている存在を、自ら壊してはいけないと思う自分がいる。気持ちが軽くなるのは一瞬だけだと知っている自分もいる。一瞬の快楽であっても欲しくてしょうがないが、そこに付随する一生物の後悔もしっかりと認識している。

壊してしまうにはいろんな物をもらいすぎた。自分を自分たらしめるのは、自分の軸だけではない。皆様の思いもまた、私の存在を形造るファクターである。今現在、それが自分にとって重すぎる物であろうが、頂いたからにはありがたく頂戴したい。

僕の幸せを願ってくれる人たちがいる。また、人生の汚点でありたいと願ってしまった自分を善人と言ってくれた貴女もいる。壊すことも壊れることもあってはならない。

一緒に生きられないなりに自分を想ってくれているのだ。自分も相応の感情を返したい。歪んでしまおうとした自分を信じてくれる貴女がいることは、正しく、傷ではないのだ。

以前、自分のやりたい様に踊ると言った。ならばせめて、与えてもらった軸をステージに、ご高配賜った皆様の想いを照明代わりとして踊りたい。頭蓋を突き破るほどの懊悩が湧き起こるなら、ハウってしまわない様にイコライジングを施して歌にしよう。

酔いが醒めた。もう、自分を縛るものは何も無い様な気がしている。貴女の良き思い出であり続けたい。私が健やかであることを前提とした、皆様の幸せが欲しい。そう思えた日は間違いなく、思い出に負けないような日なのではないかと思う。




その先で、貴女と笑って話がしたい。一瞬でも曲がってしまった事への贖罪と、なおも信じてくれた感謝を伝えたい。それ以外いらない。「あわよくば」、などもう欲しくはない。

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