はらわたが煮えたので粗熱を取る作業

誰かを貶さないと人のことを誉められない奴、普通に気ぃ悪いからやめてくれよな。

自分のところの部下を貶めまくって、よそのグループの人間を褒めるの爆烈キツいからな?弊社のおっさんあるある、全部諦めがち。自分の出世とかがどうでもいいだけなら勝手だけども、面倒見てる部下の将来とかまで早々に見切りをつけるのはなぜ?しかも営業マン全員が集まる会議の場でよ。彼が体調不良で欠勤してたのが唯一の救い。目の前で自分の上司にそんなことされたら、もうなんか全部無理になるだろうが。

僕もしょっちゅうリーダーからボコボコにされるけれども。それでも付いていきたいと思えるのは、自分のチームのメンバーを守ろうとしてくれているのが折に触れて伝わるからだ。会議では、部下の何でもない案件でも2倍も3倍も膨らませて、「こんなんやってるんすよ!」とアピールしてくれる。

夏頃、色々なミスが重なり、『諦めがちおじ』だった当時のリーダーには守ってもらえず、この会社に居てはいけないと思い詰めていた時期があった。そんな時、「何だかんだデカイ案件を引っ掛けてくるのが良いところなのに辞めるのは勿体無い」「お前の苦手な事務処理はガチガチに管理してやるからゆっくり覚えろ。とにかく外を走り回って来い」と拾ってくれたのが今のリーダーなのだ。自分の価値を真っ直ぐ見つめてくれる人に付き従えるのが幸せで仕方がない。

晒し者にされてた奴、確かに数字は全然伸びてないけども。人間として曲がったやつかというとそうではない。可愛げしかない。駅のホームでゲボ吐くけど。ちゃんと現状に対しての危機感も持てていると聞く。考えたり悩んだり出来てるなら、些細なきっかけ一つで変われると思うんだよな。出来ない奴なんすわ、困ってるんすわと心得顔でレッテル貼ってやれやれムーブすんなよ。

僕も会社のお荷物で、トラブルしか起こさなくて、営業から外してしまおうと言われてきて。それでも都度拾ってくれる人がいた。「俺はお前を見捨てない」と言ってくれた人がいた。「俺ならお前を変えられる」と拾ってくれた人もいた。そんな皆様のおかげで、クソ馬鹿営業マンなりに仕事を続けられている。

こんな自分が笑ってちゃダメだと、楽しげに会話してたらダメだと思って殻にこもっていた僕でも、今では自然体で振る舞えるようになった。周りの皆様からも、「明るくなった」「電話だけ調子がいい」「声と足音と笑顔がうるさい」「話しかけられてるのか独り言なのか分からないので、基本的に無視することにしました」といった温かい言葉をかけてもらっている。助けてくれ。

話が逸れた。僕はいろんな人の助けがあって今の姿に変えてもらったから、彼にも何かのきっかけを与えてあげたい。加えて、彼が持ってる良いところを見つめてあげられるような人を、リーダーとして充てがってあげて欲しい。「この人のために、自分を変えよう」と思える劇的な出会いがあって欲しい。お前は価値ある人だと言ってくれる存在に巡り合ってくれ。それがどんなに素晴らしいことかを僕は知っているから。

大変に気分を害したのでデトックスした。快調。おやすみ。


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