第2章 day1
いよいよ今日から入院になりました。年度末は病院もバタバタそうです。
長い長い冬が終わりやっと心機一転、社会の一員として失われた1年3か月を取り返せるよう頑張るぞ!と行きたかったですが、またこの世界に舞い戻ってしまいました。
前向きに一歩ずつ頑張りたいと思います。
そんで、今日は採血、心電図、レントゲン等いつもの入院通過儀礼を済ませた後、PICCカテーテルの挿入、骨髄検査(金曜もやったのだが、、、)、治療方針の説明を受けました。
僕が疾病しているT細胞型急性リンパ性白血病(通称T-ALL)は他のALLに比べ治療薬の種類が少なく、選択肢が少ないです。
従って次行う抗がん剤で寛解しないとなると、状況は非常に厳しいものになる可能性もあるとのこと。
そのうえで、今回は数少ない選択肢の中では最強レベルの抗がん剤治療であるCLEC療法を月曜日から行うことになりました。(CLECの詳細は投与日に記載します。)
なんかもうここまでくると今できることをやって、天命を待つ。って感じですね。
野村克也監督が大切にされていた言葉の中で
「小事が大事を生む」
という言葉があります。
この1年ちょい治療を続けてきてほんまにこの言葉が身に沁みます。
ストーリーで見れば一時は白血病が治りかけたが、いろいろグダグダしているうちに再発しちゃってまた面と向かって病気とぶつかり合わないといけない局面まで来ちゃったってかんじです。
でもその過程の中ではもう書ききれないくらいたくさんのシーンがありました。悲しい時も、苦しい時も、孤独な時もめちゃくちゃあって、でもその中で支えてくれる人がいて、今自分が出来ることを一つずつ毎日愚直に積み重ねて、嬉しい瞬間や感動する瞬間もいくつも出会うことが出来ました。
退院して自分の大好きな友達や先輩に会えた時なんかまじで普通に涙がこぼれおちました。
なのでそんな瞬間にまた出会うためにも、今自分に出来ることを愚直に積み重ねていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?