北京ドタバタ旅行(11)
だいたい中国は歩ける人が基本になっていて、歩けない人のことまでを考慮した観光地などほとんどありません。それは程度の差であって日本でも同じ事が言えるわけです。
結局中国では父に車椅子に乗ってもらうのが妥当であると結論になりましたが、日本から用意していくか、現地で調達するか頭を悩ましました。日本から用意していくとなると、車椅子2台を押すのに2人の人が要りますし、タクシーも1台ではすみそうもありません。空港内を移動する際も、母以外に誰か頼まないといけません。
現地で調達するとなると、1番手っ取り早いのは宿泊するホテルにある車椅子を、滞在期間中借りるという手です。そのためにはまずホテルを決めて、そこに車椅子があるか聞いて、さらに交渉する必要があります。しかしなにぶん中国のホテルです。
関西弁でいきなり日本から電話をして「車椅子かれまっか?」と言うわけには行きません。
仕方ないので、ホテルの予約と同時に車椅子の交渉をお願いしようとあちこちの旅行社に電話をしました。5月の連休前でしたので、返事は連休明けに帰ってきましたが、中には「借れるには借れますが、1日2000円必要です」などという旅行社もありました。
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