見出し画像

北京ドタバタ旅行(46)

夕方に帰ってきて両親には部屋に戻ってもらい、風呂など入って休んでもらうことにしました。私はと言うと、このホテルの1階ロビーにある喫茶店でコーヒーなど飲んでいることにしました。



 ホテルはガイドブックによると3ツ星クラスで、日本語が分かる従業員がいるという説明でしたし、部屋数も400余で、値段もまぁまぁという事で選んだのですが、部屋数の割にはロビーが少し狭く貧弱でした。

 しかしその分、喫茶店の冰咖啡(アイスコーヒー)が安く、13元(170円)でした。ただ中国では13元出せば、大人が1人1食外食が出来ますから、外国人用の特別料金であることには違いありません。

 私は安いのをいいことに、朝と夕方の2回、この喫茶店で冰咖啡を頼むのを日課としましたので、だんだんと注文しなくとも、私が座ると冰咖啡を持ってきてくれるようになりました。

 喫茶店は円卓の4人掛けで、籐製の大きな椅子を私の座る所だけ除いてくれました。ウエイトレスさんはやや大柄で純朴そうな女の子です。もちろん目配せで来てくれるのですが、中国語を習いたての私は、基本的に中国語を使いたくてうずうずしていますから、こういうレストランのウエイトレスさんを呼ぶ時は、小姐(シャオジェ)と言うということを知っていましたので、中国語会話の実践編と言うことでこのシャオジエを使いましたが、まぁ発音がどうのと言うよりも、当人向いて、何か話せば
「呼んでいる」
と思うのは当たり前ですから、来てくれました。

 喫茶店の客は、ここを商談に利用する人が多いようです。このあたりの会話となると、とたんに中国語の綺麗な先生に習うような、超ビギナー向けの中国語ではありませんので、すぐ横にいるにも関わらず、さっぱり分かりません。たた、ぼんやりとあたりを眺めている以外仕方ありませんでした。

北京ドタバタ旅行(47)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?