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[vear] 1.15.0をリリースしました!

久しぶりのアップデートです!

この1ヶ月間、vearではいくつかの課題に対して取り組んでいました。

その多くがVRMの描画表現に対する問題です。VRMが利用できるアプリの多くはUnityを利用して作られています。しかし、vearは最初のリリースのころからAppleの標準フレームワークであるSceneKitを利用していました。

UnityとSceneKitは本質的には3Dゲームエンジンという点で同じであるものの、光や質感の表現が異なっていたりVRM標準のトゥーンシェーダの実装が無いなどと言った問題がありました。

当初はVirtualCastなどが行っているように、SceneKitでもUnityの描画に近づける実装を行う予定だったのですが完全な再現が出来ないわりには実装コストが大きいため断念しました。

そこで、これまでvearで実装していた機能をUnityで再実装することにしました。1.15.0ではレンダリングエンジンにUnityを使用しており他のVRM対応アプリと同様の描画表現を行うことが可能になりました。

名称未設定

上の画像のように輪郭線などが出るようになった他、VRoid Studioなどで作ったアバターの髪色なども標準的な表現になります。

また今回のアップデートで実装しきれなかったテロップ表示やAR機能などの一部の機能を無効化しました。これらの機能を使う場合は、「高度な設定」→「VRM標準エンジンを利用する」をオフにすること元のレンダリングエンジニ戻して利用できます。

今後のアップデートでUnityモードでもサポートできるように頑張りますので、しばらくお待ちください。

今回は文章が多くなりましたが、このあたりで!