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韓国BLセマンティックエラーにどハマり!ドラマ・映画・漫画・小説それぞれの楽しみ方

どうも、ひたすら海外BL小説にハマって読み漁っているricazou改めnopopoです。
ずっとricazouという名前を使ってきましたが、推し活ではnopopoという名前を使っているので、これからはnoteでもそちらの名前で書いていこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


タイやアメリカのBL小説やクィア小説を読み続けていたら、私のAmazonおすすめに韓国BL小説が現れました!
それがタイトルにある

セマンティックエラー

あらすじを読んだら好きそうな話だったので、読んでみたらまたまたドはまりです!!
(一体何作品ドはまりすれば気が済むんでしょう・・・)
※私のドはまりとは、1ヶ月以内にドラマ再生5周以上、原作小説2回以上読了した作品のことです。
(書き出してみたらどうやって時間捻出してるの?と自分でも思います💦)

韓国発の「セマンティックエラー」の小説はあまりの人気でドラマになり、映画にもなり、漫画にもなっています。
ハマったが最後、小説読了後ドラマも映画も観て漫画も読みましたが、全て良すぎました!
ドラマと映画、漫画と小説はディテールの違いがあって、違う楽しみ方ができました。
(原作がある場合によくある現象)
でも、それぞれ楽しみ方があって、それが楽しすぎたので、これまた記事にしてみようと思いました。

それぞれの特徴

ドラマ・・・とにかくイケメン2人が目の保養!
      二人のやり取りに終始キュンキュンする!
      エロシーンほぼ無し。
映画・・・・ドラマ版をぎゅっと凝縮したもの。
      未公開シーンあり。
      短時間で楽しめる。
漫画・・・・小説のストーリーそのままに絵で描かれていて読みやすい。
小説・・・・ドラマの続き=本当のラストまで楽しめる。
      登場人物の心情が細かく描かれている。
      エロシーンが激しい。

恋愛描写については、
ドラマ→映画→漫画→小説
が刺激が少ない順です。
それを考慮して何から見るか決めるのもいいかと思います。
個人的おススメは断然小説!
刺激はだいぶ強いですが、二人のキャラクターがよく分かり、その心情の揺れ動きがしっかり描かれていてドはまりします!

これから、ドラマ、映画、漫画、小説の良さを語っていこうと思います。

※良さを語るうえでどうしても内容について触れている部分があります。
 未視聴、未読の方はご注意ください。
 小説に関しての部分は、ほぼネタバレですので、お気を付けください。

ドラマ版 セマンティックエラー

イケメン主演2人と韓国BLドラマの映像の美しさやテンポの良さが楽しめます。

⇩予告編

あらすじ

周囲から「変わり者」と呼ばれているコンピューター工学科の秀才チュ・サンウと、モデルのような容姿でデザイン科の先輩ジェヨン。正反対の二人が、なんと一緒にゲームの開発をすることになった。まるでコンピューターのエラーのような、正反対の2人が徐々に惹かれ合うキャンパスロマンスが始まる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

登場人物

チュ・サンウ(パク・ジェチャン)

コンピューター工学科3年。
プログラミング言語を母国語のように駆使する秀才。
毎日決まったルーティーンの生活を送る。
嫌がらせをしてくるジェヨンを嫌だと思っていたが、予測しなかった感情が生まれてくる・・・

このサンウが大事にするルーティーンがロボットレベル
人への感情もロボットレベル
表情も無表情多し。
なかなか面白いキャラです。
現実にいたら嫌な奴になってしまうところだけど、ドラマの中では憎めないキャラクター。
それが、ジェヨンに出会ったことでどんどん人間味を帯びていきます

WATCHA JAPAN 公式YouTube「メイン予告編」より

サンウの公式Vlog
サンウが授業の一環で撮ったVlog。
サンウがリアルに存在してるかと思ってしまいます・・・

チャン・ジェヨン(パク・ソハム)

視覚デザイン科。
卒業予定だったが、同じグループのサンウの発表で単位が取れず卒業取り消しになる。
サンウに近づき嫌がらせをするうちに、違う感情が生まれてくる・・・。

サンウと違ってジェヨンは完全な陽キャで人気者。
大学のアイドル的存在です。
大学の人気者で好き勝手生きているジェヨンが、サンウと出会う事で嫉妬や人に執着するかっこ悪いところが出てきます。
イケメンが嫉妬して可愛い女子に意地悪している様子は、BLあるある。
これも、観る楽しみの一つです。

WATCHA JAPAN 公式YouTube「メイン予告編」より

ジェヨンの公式Vlog
ジェヨンは普通にしていてもイケメンで人を惹きつけるオーラがあるなあ、と分かるVlogです。
素のジェヨンが現実にいたら、惚れます!

チェ・ユナ(ソン・ジオ)

ジェヨンの友達。
ジェヨンとサンウの仲を見守り、時には助言する。
このドラマではキーパーソン
ドラマの中で明言はしていないけれど、同性愛者かな?と推測される台詞が出てきます。
とにかく存在がかっこいい!

crayon.ppi Instagramより

リュ・ジヘ(キム・ノジン)

仏語仏文学科。
困っていたところをサンウに助けてもらい、それ以来サンウに片思いしている。
サンウが回りくどい相談をしても、いつも的確なアドバイスを返す。

すごくかわいくていい子なんですけど、サンウの事を好きになってしまったがために、ジェヨンに嫉妬されマウントをとられる役周り。
でも、そこでめげずにいつでも芯のしっかりした受け答えをする姿がすごく好感持てます

写真左がリュ・ジヘ  WATCHA JAPAN 公式YouTube「キャラクター予告編」より

ドラマは1話20~30分程度で全8話
ストーリーは小説で16巻ある本編のうち、1~7巻までの良いシーンををぎゅっと集めて観やすくまとめた内容になっています。
ラブシーン少な目で、サンウとジェヨンが惹かれていく様子が綺麗に描かれていて初心者におすすめ!

月額動画配信サービス「WATCHA(ウォッチャ)」のオリジナルドラマなので、本編を観るには登録が必要です。
残念ながら無料で観られるのはYouTubeにアップされている予告編とビハインド、ハイライト、2人の同時視聴くらいです。
ストーリーを追いたければ、登録するしかありません。
初月無料サービスがあるので、その間に観てしまうも良し、その後も月額を払って他の韓国ドラマを楽しむも良し。

OST

良いドラマはOSTも良い!
私の持論です。
という事で、このドラマももれなくOSTが良いです!!
この2曲でサンウとジェヨンの並外れた性格も二人の深い愛もどちらも表現されていて、Coldinさん、天才

Romantic Devil-Coldin

ドラマの予告で流れている軽快な曲。
一度聞いただけで刷り込まれてしまう独特なイントロ、これを聴くと「セマンティックエラー」だなあ、とインプットされてしまいます。

この曲は1話でジェヨンが踊りながら登場するシーンが印象的!

軽快に踊りながら階段を下りてくるジェヨンは、スターのようです。
この自信に満ち溢れた表情が素敵。

Can You Stay-Coldin

とにかくドキドキするシーンはひたすらこの曲がかかっています。
シリアスでドキドキ、2人の口にできない思いが態度として表に出た時にこの曲が流れてきて・・・
"Baby please
Can you stay in my love?"
愛という言葉が全くなかったところから、愛を感じるようになったサンウとジェヨンの心の内がそのまま歌になったような曲です。

映画版 セマンティックエラー・ザ・ムービー

ドラマのハイライトをぎゅっと詰め込んで観られる総集編のようなものです。
未公開映像も追加されています。
短時間で楽しみたいときにおすすめ!

⇩映画予告編

漫画版 セマンティックエラー

LINE漫画より
https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0002857

漫画は、ドラマの登場人物が可視化出来るという良さと小説の細かいストーリーの良さがかけ合わさっています。

何より、小説の表紙や挿絵を描いているAngy先生が描く漫画は、小説版を読んだ人にとってはイメージ通り。
小説が漫画になった時のイメージ違いがありません。

ストーリーは小説に忠実なのでそこもファンを裏切りません。
サンウのうなじ、何回も出てきます。
サンウの心の声、ジェヨンの心の声、あります。
本当に小説が絵になった感じで、しかもカラーです!

残念ながら漫画は今のところ日本では紙の本は発売されていません。
私はライン漫画で読んでいます。
ライン漫画は無料だと読めるのが1日1話なので、普通に読んでいてはなかなか最後まで読めません💦
という事で現段階で配信されている全話購入して、好きなペースで読んでいます。
2023年10月22日時点では、43話までありますが、まだ完結していません。
ゆっくりストーリーを追っていけますね。

小説版 セマンティックエラー

Amazonセマンティックエラー[分冊版1]より
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC-%E5%88%86%E5%86%8A%E7%89%88%EF%BC%91-%E5%88%86%E5%86%8A%E7%89%88-Pleiades-Press-ebook/dp/B09QC95GCZ

私がドはまりしたのは、この小説が始まりです。
Amazonのkindleで分冊版1巻が無料で読めるので読んでみたら、面白すぎて止まらず・・・
気付けば分冊で22巻(日本語版)まである小説を短期間で3回は読了しました。(そして今は何回目なのか・・・)

個人的ハマりどころ

①サンウ目線とジェヨン目線の文章

2人それぞれの目線での話が交互に書かれているので、同じシーンでの二人の心情の違いが分かり、それが面白い!
ドラマでは表情だけだったところが、心情を詳しく書いてあって、こんなこと考えていたのかあ・・・とどんどん二人の心の動きから目が離せなくなります。

②サンウの性格が融通が利かなさすぎる

一見悪く言ってるようですが、サンウの考えが尋常じゃなく融通が利かず固すぎるゆえに、普通の人はしない葛藤をし、それが物語をややこしく、どんどん面白くしています
この話、サンウが融通の利く性格だったら、まず2人が出会っていないし、出会ったとしてもすぐに話が終わると思うんです。
それが結ばれるまでに長くかかったということは、ひとえにサンウの性格が固すぎるところにあると思います。
なので、この性格で大正解!
そして、すごく嫌な奴な時もあるんですが、ちゃんとサンウなりの考えがあり、その心の中の葛藤が描かれていて、彼のことを知れば知るほど魅力を感じてしまいます。
大好きです!!

③ジェヨンがSすぎる

これも悪口みたい・・・でも、違います!
このストーリーは、サンウのせいで卒業取り消しになったジェヨンがサンウに嫌がらせをするところから始まります。
小説のジェヨンは、ドラマの何倍も意地悪だし、サンウが困ったり嫌がったりすることに快感を得ています
それが最初の嫌がらせだけではなく、お互いの感情に気付いてからも続きます。
特にS●Xシーンは、毎回ジェヨンのSっ気が爆発していて、すごい・・・
なのに、サンウのことが好きすぎて普段の生活の中では色々我慢して優しすぎるというそのギャップもたまりません。
サンウと対照的に頭で考えず自分の感情に正直に生きるタイプ。
この人はリアルにいたら魅力に満ち溢れていて、すごくモテると思います!

④シーンが変わるときの表記

サンウ目線のシーンが変わるときには「return0;
ジェヨン目線のシーンが変わるときには「⌘w
という表記があります。
きっと何か意味があるんだろうなあ、と思って調べるとやっぱり意味がありました!
こんなところまで、こだわってるのが大好きです!!

return0;

C言語でのプログラムの最後にはreturn 0;をつける。
return 0;を記述するとプログラム処理はそこで終了します
サンウは”プログラミング言語を母国語のように駆使する”とあるので、サンウのターンで一つ話が終わると「return0;」を入力してストーリーを終了するんですね。

⌘w

⌘はMacのコマンドマークです。
⌘wを押すと、最前面のウインドウを閉じることができます。
ジェヨンは視覚デザインを専攻しているのできっと使っているパソコンはMacのはず。
なので、ジェヨンのターンでは、一つの話が終わると「⌘w」を押して、画面を終了して閉じるイメージですね。

小説分冊目次と一言感想

小説のストーリー全てをここに書き出して感想を語りたいのは山々ですが、だいぶ量が多くなるので、分冊版小説の目次でなんとなくあらすじを追いながらちょいちょい感想も書いてみます。

まずは、目次タイトルに注目してください!
サンウ目線の時は、サンウがネイティブで扱えるプログラミング言語になぞらえて1と0だけのタイトル
ジェヨン目線の時は、視覚デザインで色を扱うジェヨンになぞらえて色のタイトル
タイトルだけで誰目線なのかがはっきり分かり、タイトルの色や言葉と内容はリンクしていたりします。
どういう事なのか気になったら、是非読んでみてください。

1 〈0〉〈1〉

〈0〉
 サンウが授業の課題発表で発表に参加しなかった人たちの名前を入れず、全部自分の名前を入れる正直すぎる異例の発表。

〈1〉
 サンウの発表のせいで授業の単位を落としたグループメンバーたちから非難されるサンウ。
 その中でも卒業が取り消しになってしまったジェヨンから執拗な連絡攻撃を受け・・・
 リュ・ジヘとの初めての出会いもあり。

2 Red 〈10〉

Red
 ジェヨン目線でサンウとの初めての出会いから卒業取り消しになり、敵として再開し、嫌がらせをしかけるまでの話。

Redはサンウが嫌いだといった色。その色を使ってジェヨンは嫌がらせを始めます。これはドラマでもすごく印象的なシーンでした。

〈10〉
 毎日続くジェヨンの嫌がらせでどんどん疲労困憊していくサンウ・・・

3 Green 〈11〉

Green 
 最初は腹いせに嫌がらせをしていたジェヨンだが、気づけばサンウに自分のことを印象付けたことに喜び、サンウにも他の後輩たちと同じように素敵で有能で面白い先輩になりたいと思うようになり・・・

〈11〉
 赤い服ではなく濃い緑のコートを着て現れたジェヨンに混乱するサンウ。中国語の授業でジェヨンとペアになりスキットを披露することになる。
 バイト先まで押しかけてきたジェヨンの壊れたパソコンを直してあげたり、家までついてきた優しいジェヨンの言葉にサンウは気まずさを感じ・・・

4 〈100〉

〈100〉
 気づけばジェヨンが横にいることがデフォルトになってしまったサンウ。ジェヨンが「俺と映画を観に行こう」と耳元でささやいたときにサンウの体が反応し、体の中でErrorが響き渡る。
 これはまずいとジェヨンから離れようとするサンウだったが、再びジェヨンを生活の中に引き戻す決心をする。

5 Blue Cyan-1

Blue
 ジェヨンはサンウに徐々に惹かれていき、リュ・ジヘにも嫉妬、これは恋愛感情ではないかと気づく。
 2人の想いがうまく噛み合わずサンウと喧嘩するが、サンウに初めて「兄さん」と呼ばれて・・・

Cyan-1
 サンウのゲーム製作を手伝う事になったジェヨン。
 PCルームで一緒に作業をしていた時に疲れて寝てしまうが、その時に唇に柔らかい「何か」が触れ・・・

6 Cyan-2〈101〉

Cyan-2
 サンウの気持ちに気付いたジェヨンは2人でお酒を飲みにつれ出す。そこで酔っぱらったサンウにキスを予告し・・・
〈101〉
 優秀なデザイナーとしてのジェヨンと気になる存在のジェヨンどちらも再び生活に組み込んだサンウ。
 2回も自分からキスをしてしまい、急いで家に帰って悶々と考え込む・・・

7 〈110〉

 キスをして逃げたサンウを追ってきたジェヨンから「俺と最後まで行ってみよう」と言われサンウは2週間考えた後、ジェヨンとセックスパートナーとしてつきあうことを承諾する。
 そんな中、ジヘに大学の文化祭を一緒に回ってほしいと言われ2人で回るが、何かにつけてジェヨンが邪魔をしてくる・・・

ドラマはここまでの内容です
サンウとジェヨンが最悪な出会いからお互い興味をもって付き合うようになるまで、というストーリーでした。
しかし、小説ではちゃんと付き合っているわけではなかった?!
ここから生産性のない男同士の恋愛が認められないサンウと、自分の感情に正直でサンウのことを理解しようと頑張るジェヨンの本当の苦悩が始まります・・・
それがすごく面白いので、是非小説で続きを読んでもらいたいです!

8 Magenta

 文化祭でジヘと楽しそうにしているサンウを観たジェヨン目線の話。
酔っぱらったサンウを車で連れて帰り、愛し合おうとするが・・・

9〈111〉

 昨夜のことが忘れられないサンウは、羞恥心に耐え切れずジェヨンの画像を消し、ゲーム製作を一緒にやるのもあきらめようかと思うくらい落ち込むが、ジェヨンはサンウのことを待つと言ってくれ・・・

10 La dame du mercredi 〈1000〉

La dame du mercredi・・・フランス語で水曜日のお嬢さんという意味。
 リュ・ジヘ目線のストーリー。サンウを自分だけのものにしたいジェヨンがやってきてジヘをあきらめさせようとするその中に本気の愛を感じ、勝算の無い勝負から抜けることを決める。

〈1000〉
 映画のチケットが期限切れになる前に使おうとジェヨンと映画に行くことにしたサンウ。
 映画の後、始めて二人は体の関係を・・・

11 Yellow1-1

一夜を共にした後、サンウのことが愛しくてたまらないジェヨン。

12 Yellow1-2

 サンウがセックスパートナーだと思っている関係性に同意していたはずなのに、サンウが他の人に会うと思うと耐えられないくらいの想いを抱えるジェヨン。
 頭に浮かんでいる言葉を吐きだしたい気持ちになるが、そうしたらサンウが逃げると思い、自分の想いを言えずに過ごす・・・

13 Yellow2

 伯父が泣くなり、田舎に帰ることになったジェヨン。
母親や父親違いの弟、育ての親である祖父、そして双子の弟ジェホンと久々に会う。
 サンウに会えない寂しさと電話でサンウに初めて「会いたい」と言われた驚きで、ジェヨンは平気でいられなくなり・・・

14 〈1001〉

 自分のジェヨンへの想いが何かわからず自分はセックス依存症なのかと疑うサンウ。周りの女性たちがジェヨンを見る視線に嫉妬をするが、それが嫉妬だと認められない。
 失言(本人はそうは思ってないけど)でジェヨンを怒らせてしまい、会えない日が続き耐えられないサンウはジェヨンに会うためユナの考えた計画にのり、ヨンソク洞で一人お酒を飲んでいると一人の男が絡んでくる・・・

15 Black 〈1010〉

Black
 最近のサンウの行動から自分への愛情を感じ取っていたジェヨン。サンウの冷たい言葉にショックを受けサンウと距離を置いていたが、耐えられなくなった時にユナから自分の買ってあげた服を着てサンウが繁華街に行ったと連絡があり、ヨンソク洞のあちこちを探し回る。
 やっと見つけた時に男と喧嘩をしているサンウを見つけ、その首筋にキスマークをみつけたジェヨンはサンウを車に乗せて連れ去るが途中でサンウが車を降りて口論になる・・・

〈1010〉
 
酔っぱらったサンウはジェヨンの部屋で目を覚ます。留学する日が近づきタイムリミットが迫っているこの関係に悩むサンウにジェヨンは「俺にどうしてほしいの?」と聞くが、サンウは答えることができない。
 男同士の恋愛が成り立たないと思い込んでいるサンウには、性的欲求以上にジェヨンのことを欲しがっている自分の本当の想いが何なのか理解することができず、「好きです」と言ってしまった自分に驚き、逃げてしまう・・・

16 〈1010〉

 恋の病にかかり弱っているサンウは、ジヘのアドバイスを受け、ジェヨンの留学を止めることなく一緒にいられる方法を探し始める。
 だが、未だに生産性のない男同士の恋愛が理解できず自分たちの関係が恋愛関係だと認められない。
 サンウの想いが止められなくなってしまったところに、ジェヨンからサンウにある提案が・・・

ああ、提案の内容を言いたいけれどこの台詞は是非読んでいただきたい!
ジェヨンのサンウを思う気持ちの大きさとその包容力に惚れるしかないです。
そして、ここで本編は終了です。
「セマンティックエラー」という題がどういう事だったのか、最後まで読むと分かります。

セマンティックエラー
プログラミング言語などで、ソースコードの記述に文法上の誤りはないが、意味の違いや矛盾によって生じるエラー。プログラムを実行するまで発見されないことが多い

コトバンクより

ここまですごく長かったけど、読み終わると満足感でいっぱいになります。

そして、続きは外伝です。

17 外伝〈1〉Exception

正式に付き合い始めた2人の日常。
付き合う中でもどんどん規則を増やしていくサンウに付き合ってあげるジェヨンと、規則を破るジェヨンを許せないと言いながらも許してしまうサンウ。
そんな2人のかわいいやりとりが見られます。

18 外伝〈2〉Propose5.0

 タイトルの通り、プロポーズの話。どちらがプロポーズするのかというのはタイトルに数字がついているところから察してください(笑)

19 外伝〈3〉Hello,world!

 サンウが実家に帰る時に一緒についてくジェヨンは、そこで、サンウの家族と初対面!

こういう両親に育ててもらったから今のサンウがあるんだと分かります。

20 外伝〈4〉Crash to Desktop

 サンウはアメリカで就職し、サンウとデスクが隣になった男性Mikeの日々の記録。

サンウもジェヨンも間接的にしか出てきませんが、あいかわらずの性格で、周りにいる人たちはこういう目に合ってるんだなあ、と第3者の視点が分かる話です。

21 外伝〈5〉Syntax Error

 ジェヨンの双子の弟ジェホン目線の話。自由人の双子の兄ジェヨンが結婚すると聞いて驚き、それを阻止しようとアメリカにやってくるが・・・。

22 外伝〈5〉つづきSyntax Error

 ジェホンのトラップから逃れて家にたどり着いたサンウに、ジェヨンが双子の弟のふりをしていたずらを仕掛ける。
 いたずらに気付いたサンウはいたずらを仕掛け返すが・・・

とにかく最後まで優しくてドSなジェヨンと、思い込みが強くてマイペースなサンウです。
最後まで読み終わると、この2人の飛びぬけたキャラクターも許容でき、本当にこの世に存在しているかのような幻想を抱いてしまします。
ジェヨンとサンウのこれからの幸せを願わずにはいられません。

おまけ 韓国版オリジナル시맨틱 에러

原作は韓国の小説です。
それを日本語に翻訳してくれたのが上記の小説版。
すべて日本語になったのかというと、実は韓国版電子書籍全6巻のうち5巻までなのだと他サイト記事で見かけました。
5巻が外伝で6巻はBonus Stageとあります。

これが6巻Bonus Stage

目次
・秋風長月
・〈1.5〉printf("I live you\n");
・著者のレヴュー
・メディアミックス台本

確かに日本語訳にはない内容です。
購入しただけで未読なのでこれについてはまだレヴューが書けません。
これから韓国語をGoogleさんに訳してもらいながら読むので、需要があればまた記事にするかもしれません。

ちなみにこれは韓国の電子書籍販売サイトRIDIから購入しました。
Google翻訳機能を使えばサイトには簡単に登録できますが、セマンティックエラーなど成人向け要素がある本を読むには別途19歳以上の登録が必須です。
免許証やパスポートなどで19歳以上であることを証明しなければなりません。
それについては詳しく説明してくださっているサイトがあるので、「RIDI 成人認証」と検索してみてください。

このドラマは韓国ドラマでWATCHA独占配信にもかかわらず、人気があり、タイでリメイク版権を取得した会社があるとも噂があります。
日本語訳の小説も漫画もあるので、ぜひ興味をもった時に読んでみてください。



想いが溢れすぎて、気付けば10000字近く文字を打っていました💦

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。


※特に明記の無いドラマと映画の画像はWATCHA JAPAN公式YouTubeよりお借りしました。


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