「赤と白とロイヤルブルー」映画版は観たらとにかく幸せになれる
どうも、話題のBL映画をみてアメリカのBLにもハマってしまったricazouです。
8月にAmazonPrimeで公開になった映画「赤と白とロイヤルブルー」がSNSで話題！
という事で観てみたら、ドはまりしたので、それについて書いてみます。
※以下、映画の画像や内容について触れています。
未視聴の方は、お気を付けください。
赤と白とロイヤルブルー
この映画のストーリーは・・・
アメリカ大統領の息子アレックスとイギリスの王子ヘンリーの恋の行方を描いたロマンティックコメディ。
もう、この一言に尽きます！
この設定でこのビジュ、それで十分です！！
⇩予告編
もう少し詳しく書くと、
始めは仲が悪かった二人がケーキ崩壊事件をきっかけに仲良くするふりをしていたらお互い好きになってしまいます。
そこに国際政治やアメリカの大統領選挙、イギリスの王国のイメージ、LGBTQ＋が絡み合う、盛りだくさんなお話です。
この話はカミングアウトの話だとか、政治ロマンスの話だとか色々言われていますが、私はLGBTQ＋の世界のとっておきのおとぎ話だと感じました。
おとぎ話って王子様とお姫様が出てきて心が温まるお話ですよね？
それが王子様と大統領の息子という設定になっただけ。
おとぎ話には悪役も出てきますが、その人以外は基本的に周りの人たちがいい人たちばかりだから気持ちが救われる。
政治の話や王室の話、性の趣向など色々なことが出てくるけれど、とにかく難しいこと抜きで楽しく観られてハッピーな気持ちになること間違いなし！
映画や原作小説の原題も「Red, White & Royal Blue」
日本語の題名になると意訳されて違う題になることが多いけれど、これに関してはそのままの和訳。
そういうところも好きです。
とにかくビジュが良い！画も華やか！！
この映画、アレックスとヘンリーのビジュが良い！
ノーラ、可愛い！（個人的に大好き）
それだけでなく、衣装や背景など映画自体の色合いが華やかで、見ていて楽しい！
このタイトル画像だけでイケメンで面白いという事が分かります。
右：ヘンリー演じるニコラス（Nicholas Galitzine）
この違う魅力をもった2人のカップリングが最高！
右から二番目がアレックスの親友で才女のノーラ。
ノーラ役：レイチェル・ヒルソンは表情もしぐさもくりくりでかわいい！！！
アメリカとイギリスってこんなに距離感なかったっけ？
当たり前ですが、アレックスはアメリカに住んでいて、ヘンリーはイギリスに住んでいます。
でも二人のラインのやり取りや電話ですごく近くでいつも話しているような演出あり。
そして、会いたいと思ったらすぐにプライベートジェットで飛んで会いに行く。
YouTube予告編より
現実にはあり得ないけれど（実はあるのか？）
このくらい飛行機多用して遠距離恋愛するなんて夢の世界。
それがまたいいんですけどね。
二人の愛が燃え上がりすぎて、遠距離恋愛なのに遠距離感が無い。
だから、違和感なくこういうことも受け入れられます。
アレックスの演説の内容が素晴らしい！
ここからは完全にネタバレです。
二人の関係がメールの流出という形で世間のスキャンダルになった時に、アレックスが一人でマスコミの前で話をしました。
公人であってもプライベートが公になるとは思わなかった。
自分たちの関係や性的思考を公表する方法や時期、自分たちで選択する機械を奪われた。
その機会は誰にでも平等に与えられるべきで、強引に開示させてもオープンな社会は実現しない。
恋をした相手が男で王子だった。
いつか自分たちの言葉で関係を公表したい。
こんな感じの内容でした。
ちゃんとヘンリーを愛していると公開で認め、自分たちが思っていることをうまく言葉にして国民に伝えたアレックスは、本当にすごいです。
公人や芸能人など人目につく人たちにもちゃんとプライバシーがある。
それは普通のことなのに、ちょっと有名だとプライベートなことを暴露されてしまうことがある。
現実でもよくそういう暴露記事がニュースになっているけれど、やっぱり気持ちは良くないなあと再確認。
ちゃんと相手の人権を守れるようなファンでいたいなあ、と自分の推し活についても考えてしまいました。
登場人物たちのインスタで映画を観終わった後も楽しめる
この映画、登場人物たちのインスタアカウントがあるんです。
アレックス、ヘンリー、デイビッド（ヘンリーの飼い犬）のアカウントで、映画では観られない写真が観られるだけでなく、その時の気持ちも呟かれています。
アレックスはコメントが長いことが多い。
https://www.instagram.com/theagcd/より
原作では青くて吸い込まれそうな目という表現が出てくるけれど、
ブラウンでも吸い込まれそうな魅力は同じ♡
https://www.instagram.com/princehenryuk/より
犬の視点で二人のことが書かれているので、一番面白い！
https://www.instagram.com/p/CwfPOWXuJB1/より
映画を観た後にインスタ投稿を見ると、登場人物たちの気持ちがより分かって、また映画を観返したくなります。
アレックスとヘンリーが作ったプレイリストあり！
ある日突然アレックスのインスタのストーリーズでお知らせのあったプレイリスト。
映画のサントラかと思って聴いてみたら、ちょっと違う。
よくよくコメントを読んでみたら、アレックスとヘンリーが選んだ曲と書いてある。
どういう意図でこの曲を選んだろう？何かメッセージが？それともこういう曲の趣味？
しかも、2人がいつもこんな曲を聴いて過ごしているという事ですよね・・・
これを聴くとまるでアレックスとヘンリーが今でも二人で幸せに現実に暮らしている感じがして、妄想が止まりません・・・
公式さん、何てことしてくれたんでしょう。
深く沼にハマってしまいました・・・
↑これはSpotifyですが、AppleMusicにも同じものがあります。
意味深な最後のシーン
エンドロールの最後に出てくるケーキ崩壊後のシーン。
そこでアレックスがヘンリーに
「誰か気づいたかな？」
と尋ねます。
これを始めて観た時に「？？？？？」と思い、2回3回と観返すことに。
映像を何回観てもはっきりした描写での答えはありません。
でも、きっとこうなのかな？と想像するのが楽しいので、ヒントを。
ヒント１：倒れた時のノーラとビーの表情
ヒント２：倒れた時の二人の顔が手で隠れて見えないこと
ヒント３：最後にヘンリーがケーキがついた口をなめる
これで予想してからケーキ崩壊シーンを観てみてください。
何か分かると思います。
答えはあえてここでは書かないので、何度も観て感じてください。
原作も面白い！
面白すぎてハマってしまったので、原作翻訳版を読みました。
いや、面白い！
原作者はケイシー・マクイストン。
なんとこれはデビュー作なんだそうです。
いや、才能ありすぎです！！
実は原作小説を読むと、登場人物や背景、エピソードがちょっと違います。
でも、アレックスとヘンリーの人物像は同じで大きな流れや言いたいことも同じ。
二人の想いや背景がより詳細に分かり、また映画を観たくなるエンドレスです・・・
原作小説についても語りたいことがたくさんあるので、また後日記事にしたいと思っています。
監督マシュー・ロペス
最後に、面白い作品の監督はだいたいすごい人！ということで、監督の紹介を。
マシュー・ロペスはこの映画が初監督作品。
劇作家としてトニー賞を受賞するほどのすごい人のようです。
この映画も脚本の草稿をロペスが書き直したとのこと。
舞台や脚本のプロが手掛けた作品だから、言葉の選び方が秀逸で見せ場のちゃんとあって、2時間飽きない映画になったのかもしれません。
今後の作品も楽しみです。
私は何回「映画を観返したい」と書いたことでしょう。
そう、この映画、中毒性があって、何回も観たくなるのです！
そして、観れば観るほど作品の世界にハマり、抜け出せなくなっています💦
という事で、こんな記事を書いてみました。
興味をもたれたら是非観ることをお勧めします！！！！！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※画像はRed, White & Royal Blue on PrimeのX（旧Twitter）、アレックス・ヘンリー・デイビッドのInstagramよりお借りしました。
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