見出し画像

7/ 15週に気になった未訳ジャーナリングRPG(ソロジャーナル)/ソロRPG/TRPG etc

ウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。


● お知らせ

7/4(木)・夜。東京某所で軽食付きのジャーナリングRPG(もしくはジャーナリングLARP)の体験会を開催しました。

久しぶりのイベントは本当に緊張しました、はい。
そして下手くそなマスタリングによって、進行を妨げてしまったのではないかと戦々恐々としております。
もう少し、ワークショップの精度を上げないと!!

ということで、8月も開催するつもりです。バンジャ君ではなく、別ゲームを教材にする予定です。


私が感銘を受けたフォトジャーナリングRPGをハックすると、こうなる!! という制作参考例の配布を始めています。


● 今回の気になった一覧


■ このドレス、このドレスを完成させさえすればっ!! / ジャーナリングRPG(backerkit)

「Knockoff」でのあなたは、ファッションデザイナー。自分の一族の不動産を売却したとき、とあるドレスのデザインを発見した。何故かあなたはこのドレスを完成させなければ!!という脅迫概念……もしくは呪いに支配される。

このデザイナーさんの前作「Forgery」はペイント・バイ・ナンバー方式(下絵に描かれた番号の領域に、割り振られた色を付けていく塗り絵手法)で呪われた絵画の修復をしたが、今回は布のテクスチャーをファッションモデルの線画に貼り付けていく。選択した布地によって物語が変化するジャーナリングRPGらしい。資金調達チャレンジ開始は2025年2月頃とまだ随分と先。

■ それは、雑記だったりメモだったり断片だったり / その他

“出血”に関するジャーナリングRPGによる没入体験をテーマに考察Zineを刊行したこともあるゲームデザイナーPaul Czegeさんが実際にプレイしたジャーナリングゲームからの抜粋や、他のゲームでの出来事の再話。本やタロットデッキ、ゲームを手にした際に感じたことなど……つぶやきというか閃き?まさに雑記をまとめたペーパー第2号。1回購入するとバックナンバーまでダウンロードできるようになる。

そして、“出血”に関するジャーナリングRPGによる没入体験をテーマにした考察Zine第2段の資金調達チャレンジが始まっている。前回と同じく、物理冊子オンリーなのが私には少し難点。

https://www.kickstarter.com/projects/252728880/inscapes-how-the-worlds-we-make-make-us-who-we-are

■ 僕は、賢者様のお給料として生まれました…… / ジャーナリングRPG

「Sage's Salary」でのあなたは、賢者の働きの対価として賢者に与えられる子供。賢者はその子供を弟子として秘密を教え、後継者に育てようとする。

賢者とあなたは様々な姿で旅をし、戦争と歌と死に直面する。あなたは賢者と共に生きる以外の選択肢はない。だが、物語が転換するとあなたが賢者として旅をすることになる。あなたは後継者に何を残すかも記録するジャーナリングRPG。この連続して遊ぶことも可能なテーマは好み。

■ 私の身体は、こんなに壊れやすくなってしまって / ジャーナリングRPG

「Wretched Doll Heart(α版)」でのあなたは、磁器の人形に魂を入れられてしまった者。壊れやすい人形の体を人間らしくする物を求めて刻々と変化する迷宮を探索するジャーナリングRPG。壊れやすい人形の身体は一度ヒビが入ると修復できないようで、あなたはリボンを巻いてヒビを隠しているらしい。早くどうにかしなければ?

基幹システムは「Wretched And Alone SRD」ジェンガタワーの替わりに、48インチのリボンを切り刻んで命を繋ぎ止めるギミックだとか。

■ 私はその日、吸血鬼に出会った / ジャーナリングRPG(backerkit)

「So You've Met A Thousand Year Old Vampire」は日本語でも発売されたジャーナリングRPG「Thousand Year Old Vampire」の正当なる続編。今回は吸血鬼と邂逅を果たした人間側サイドで日記を書く事になるらしい。

その吸血鬼は、あなたを喰べようとするかもしれないし、友達になりたいのかもしれない。プロンプト主導のプレイは、吸血鬼とあなたの関係性を広げて感情のうねりを激しくする。リソースは存在しないが、吸血鬼から守りたい(あるいは与えたい)人間関係は存在するとか。

資金調達チャレンジは、8月には始まるらしい。

■ こうやって、私は最終的にクリーチャーを狩ったのだ / ジャーナリングRPG

「Memoirs of a Hunter」でのあなたは、生涯を通じて未知のクリーチャーを追跡して狩るハンター。日記を書くたびにそのクリーチャーに関する情報が明らかになり、最終的に対決することとなるジャーナリングRPG。

傷ついた衛兵や、折れた木々の道など、狩りの対象であるクリーチャーについてより深く知るにつれ、さまざまなシナリオに遭遇することになる。これらのシナリオはあなたを助け、あるいは狩りを後退させ、クリーチャーとの最終決戦での勝率に影響する。

遊ぶにはトランプデッキと6面体サイコロが必要。

■ 私は、人々を守護する正義の女神……のはず / ジャーナリングRPG

「Fantomah」でのあなたは、ジャングルにある王国を守護する、女神。あなたは不可能を可能にする力を持っているが、日に日に庇護下にある人間に疑いの目で見られるようになる。自身でも抑えられない怒りが人間たちに残虐な罰を下すため、あなたは守護者から危険な存在へと認識されていってしまう。それでも、守護者としてあなたは怒りを克服しなければいけない。これは、克服の挑戦を記録するジャーナリングRPG。

基幹システムは「Wretched and Alone SRD」。ジェンガタワーの代わりに石の入った袋を使用し、トランプの代わりに小アルカナのトランプを利用するようだ。

■ ドラゴンの卵探しの次は、深海探検コンペディション? / ジャーナリングRPG(backerkit)

Dragon Dowser(独自デザイントランプを使ったドラゴンの卵探しのジャーナリングRPG)のデザイナーの次回作は、異物を探す深海探査コンペディションに挑むダイバーになる1〜2人用のジャーナリングRPG「BOW」。今回も独自デザイントランプ付き。
プロンプトの定義にはトランプが使われるが、カードデッキの各スートは、日記用のプロンプトだけでなく、コンペディション相手のライバルについても表している。2人用は、このライバル側になって1つのカードで得られる情報をシェアする形になるらしい。

基幹システムはCarta SRD。24 枚のトランプ (6x4 のグリッド)を横断しながら、プロンプトに答えていきます。目標は、4 つのマーカー (エース) を明らかにし、ライバルよりも多くの旧世界の遺物を持って終了すること。

この記事を公開した時点で、残りは22日。


今回はこんな感じ。

あ、今TYOVをプレイ中。8月の最初にプレイログをまとめる予定です。

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。