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コンサルティングのお話

皆さんこんにちは
自民党が勝利する世界線になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今日は、質問箱で質問があった店舗開業に関するお話をしてみますね

私は普段年商50億程度から300億程度の会社さんをメインにお仕事させていただくことが多いのですが、そんな会社ってめちゃくちゃ凄いな!って思う人多いと思うんですが、実は全国の会社分布で言うと20000社位あって、各都道府県の上位100社に入っている企業さんってイメージです

このレベルの会社さんであっても普通に非効率なことをやっていたり、ITによる自動化などができていない企業さんは80%位(猫調べ)はあると思います

大きいからって単に年商が多いだけで収益上がってないところはいっぱいありますからね

そんな私に先週質問を投げてくださった方がいて、めちゃくちゃ恐縮されていましたのでちょっと簡単な回答をここでしてみたいと思います

その方の質問は、

駅から徒歩20分くらいの住宅街でサロン(美容?かな)を開こうと思っているのですが、集客や営業利益をあげるにはどのような工夫が必要でしょうか?

というものです。
では簡単に回答しますと、まず集客に関しては、駅から徒歩20分とのことですので、恐らくはその住宅街に住んでる方をペルソナ(サービス・商品の典型的なユーザー像)と定めます
その場合、そのペルソナの属性がどのような方なのかを考えます
どの程度その商圏ないにいてどの程度の収入があり、どの程度そのサロンの需要があるか、どの程度そこにお金を落とせるのかを考えます
次にその商圏内にある別のサロンがどの程度あるかを調べます
その平均顧客単価がいくらで、自社事業と比較して高いのか安いのか、施術に関して優位性があるのか(設備はどうなのか等)ないのかなどを調べます
そして、その競合から奪える顧客がどの程度なのか、また新規で確保できる顧客がどの程度なのかを考えます
これでその商圏に、大体の1ヶ月の対象となる顧客がどの程度いてうまく行けばどの程度の取引になるかが分かります

次に始められる方の経済状況を把握します
・専業なのか兼業なのか
・資産があるのかないのか
・設備投資はどの程度行うのか
・借入を起こすのか否か
・既に顧客を持っているのか否か
・固定費(家賃や従業員給与、その他費用)はいくらか
・利益率(人件費含む)はどの程度か
・そもそも月にいくら稼げれば成功か
などなど、確認します

事業を行うに際しての「お金」は「血液」、「費用」も「血液」と考えると分かりやすいのですが、既にお金がいっぱいある状態から始めるのであれば、出血しても「輸血」で血液がある間はいくらでも耐えられます
しかし、血液がない状況なら、1ヶ月血液が足りなくなった時点で終了です
なので、いくら持っていて、どの程度固定費がかかり、どの程度まで耐えられるかは非常に大きな指標です
事業を始められる方で「うまくいかないと思うけど始めよう!!!」ってドMな方はあんまりいないので、始めるときは「絶対うまくいく!!!」と始めるのですが、数ヶ月たつと(下手したら初月から)、「あれ?こんなつもりじゃなかった!!」となります

重要なのは、出血がどのくらい耐えられるか!!!

ここを最初に考えておくことです。

次に集客方法になりますが、集客は上記の二つから導き出したどのくらい呼ばないといけないかからやる方法を考えます
個人サロンの場合はほとんどが紹介だったり自身の顧客の延長から集客するケースがほとんどだと思いますので、その集客で運営が回るかを考えます
無料でできるSEMやSEOは当然やるとして、HPの作成は必須かと思いますのでどこまで費用をかけるかもそこで考えます
初期費用としてかかるものとしてHPの作成などもできるだけお金はかけたくないものの、しっかり予約できるようにするなどの対応は必要ですし、安心感のあるデザインであったり、施術に関しての他社比較での優位性などは必須で掲載する必要があります

自然流入は当初は全く見込めないと思っておくほうが良いと思いますので、この辺は最低限やるとしても、そこで集客ができるとは思わないほうが良いです
ある程度お金がかけられる場合は、SNSや広告を考えていくわけですが、この辺も訴求の仕方は場合によってそれぞれですのでここでは明確にはお伝えできませんのでご了承を

そこまでやってやっとスタートラインになりますが、世の中には「開業コンサル」という人たちがお金をいっぱい取って大したことをやらないのでそういう人には引っかからないようにしたいところです

自身がお客さんだと思った時に、本当にそこに行くか、なぜそこに行くのか?などはしっかり考えた方が良いです

コンサルという仕事でもしここのお話を受けた場合なら、私たちがやることはその地域の顧客分析や他社分析を実数を使って計測し、事業計画を立案
そこに対してPRをどのように行うかの立案と費用感の計測
更には最初の費用の資金調達や利用できる助成金などの申請支援など
この辺がスタート時の支援になり、購入する施術機器の購入に関しての相見積もりと導入費用の値下げ交渉や施術に使うオイルなどの仕入れ先との交渉を行います
次いで、そのオイルなどの店舗販売などに関して利益率の高いものや買いやすいものなどを選定し、在庫を持たないでの提携販売を行うための事業者との交渉などを実施
といったような流れでの取り組みになると思います

具体的な場所や人口密度、そもそもの事業形態などがわからないためアドバイスが的確かはわからないのでなんとも言えませんが、よかったら参考にしてください

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