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わたしは多分、生態系から仲間はずれになってしまった自分の心の置き場をずっと探してる。

大体noteは書きたいことが固まる前に書き出すのだけど(即興曲的な)、あっちかな、こっちかなって迷いながら進む感じが人生と似てるな、と思いながら今夜も書いてます。

私が文字を綴りたくなるのは大体、ものすごく嬉しかったときか哀しかったときで、今日はどちらかというと後者です。なんでこういう時って文字を綴りたくなるんだろうね。不思議な行動だ。

今夜もあんまりまとまってませんが、備忘録として。

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先日、夜なかなか眠れなくって、癒されたいなあと思いNetflixで「OUR PLANET 私たちの地球」を観た。

これは野生生物の生態や豊かな大自然を描いたNetflixのドキュメンタリーで、サバンナを駆け回るゾウやインパラ、フラミンゴ達の生態を撮影しているのだけど、その中の海のシーンで、イワシの大群にフォーカスしたシーンがあった。

下からはイルカが、上からは鳥達に狙われて、次々と食べられていくイワシの大群たち。なす術もなく、次々に食べられていく。それでも残った群れ達はできるだけお互い離れぬよう、大きな円を描きながら、この脅威からの逃げ道を必死に探していた。

その姿をみて気づいたら泣いていた。イワシがかわいそうとか、そういう感情ではなくて、単純に私はイワシ達が羨ましかった。

私はきっと誰にも捕食されずに死んでいく。
安全なところで食べ、営み、死んでいく。
そして死んだあとは燃やされるのだ。
せめて何かに食べられて、ちゃんと自然の生態系の一部になって地球に還りたい。このイワシのように。

なんて、薄暗い部屋でひとりぐるぐる考えていて。
気づけばもっと眠れなくなっていた。本末転倒自業自得。


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こういう話をすると「大丈夫?」と心配してくれる人がいるけれど、大丈夫です。多分わたしは一個前か二個前の前世が人間ではなくて、自然界の何かだったからこそこんなに切なくなるのでしょう。

今世は人間に生まれてしまったからには、この人間界で居場所を探していかなければならないのだけれど。いまだに折り合いがつかない。
普段はなるべく見ないようにしていたところに、うっかりOUR PLANETだなんて強薬すぎた。

ずっと帰る場所を探している。
だからわたしはこんなに世界中を旅してしまうのだろうか。

答えはまだ出ないけれど、ともかくこの世界に両足ついて存分に足掻いていくよ。

ひとまず、来世の候補にイワシがはいりましたとさ。

面白い夜だった。


追記:気づけばつい先日もまた同じような視点から記事書いてたんだね。毎回毎回色々受けすぎだな。笑


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古性のち | Noci Kosho
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