マガジンのカバー画像

今日のなんでもない日記

230
放っておいたら、しゃぼん玉のようにいつか頭から消えてしまいそうな、だけれどどこかに残しておきたいような、ふとした日常のひとりごと。昔のmixiのような、とりとめのない文章を認める…
運営しているクリエイター

#写真

この街に眠るちいさなときめきを探して #バンコクのち暮らし 【 バンコクフォトウォーク 】

平成最終日は、写真好き6人でバンコクの街に繰り出してきた。「茹だるような暑さ」とはまさにこの事で、入道雲はもっくもく、目を開けるのも眩しいくらいに晴れ渡った青空は、36度の気温を容赦なく私たちに叩きつけてくる。 ゴールデンウィークなのに道を歩く日本人観光客の姿は無い。ガラガラの道をトゥクトゥクでかっ飛ばしながら「もう!暑い!」と何度も額を流れ落ちる汗を拭く。そんな過酷な状況を「でも何だかこうやって観光地巡ってると、ちょっと小旅行みたいだねえ」なんて笑い合える人達と、一緒にこ

「今世で君と出逢えた」それだけでこの星に優しくなれるから | 写真と短歌

毎日ひとつ、短歌をつくっています。 今週の短歌をまとめてみました。

私的にここはナウシカの風の谷。「高知県・津野町」が気持ち良かったので記録

地域をテーマに活動するTURNS さんとのお仕事をきっかけに、定期的に高知県におじゃまするようになって今年で早2年が経ちました。 「一度だけ地域に訪れる」は何度も経験があるのだけど、お仕事でこうして年に2回・3回と繰り返し同じ場所にお邪魔するのは多分はじめて。 すっかり高知県は私の中で「ただいまの場所」に定着してしまったし、特に四万十町は肩肘を張らずに過ごせる場所になってしまった。 ちなみに高知の旅は、地元四万十町を中心に活動するSTS Incの高瀬さんが一緒。行きつけの

【保存版かもしれない】高知・四万十町のフォトスポットを満載の写真と共にまとめてみます #しあわせしまんとせいかつ

先日、お仕事でフォトグラファー仲間の3人で高知県・四万十町に旅をしてきました。 3人でハイチーズ。真ん中が青だったー!とのちほどみんなで後悔 (photo by - オリン)  私がちゃんと四万十町を訪れるのは2度目なのだけど、その間に違う町へ何度かご招待をもらい、高知自体は4回目。 この高知県というのがまた不思議な場所で、繰り返し訪れる程におもしろみを増していく。 なんだろうね。言葉で表現するのはちょっと難しい気もするんだけど、 「噛めば噛むほど味がする」みたい

心臓音で残す「ここに生きた証」と余白が連れてくるもののこと

瀬戸内の豊島に、自分の心臓音を記憶しに行ってきた。 豊島に心臓の音を保存しにいってきました。 「生きた証」として心臓音をアーカイブするプロジェクトで、世界中の人から蒐集した心臓音を恒久的に保存し美術館内で聴くことができます。名前しか知らない誰かの心臓音に包まれる感覚不思議だった…自分の心臓音は収録してブックレットとして持ち帰る事も🗒 心臓音のアーカイブ: https://benesse-artsite.jp/art/boltanski.html ...と、あたかも「こ

「たそがれる」ことの価値

この前、仕事で朝焼けと夕焼けを撮った。 パシャリと1枚切り取ったわけではなく、2時間ほど経過を撮り、つなげる作業をしたので眠い目をこすりながら(夕方はぶるぶる震えながら)、太陽が世界の色を塗り替えていく風景を見守っていた。 目の前に広がるのはとにかく泣いてしまうくらいに美しくて「ああ、世界は綺麗だなあ」なんて、普段は呑み込んでしまうような恥ずかしい台詞が自然とこぼれ落ちてしまうそんな景色だったのだけれど。 途中からわたしは「ぼーっとしている」ことにそわそわしてしまって、i

写真と言葉で残したい未来のこと / 和語と写真

母が亡くなって今日で1ヶ月経った。実感はなんだかまだ追いついてこないから(どこか長い旅行にでも行っている感じ)こうして「母が亡くなった」という言葉を綴るたび、嘘でもついているような、違和感ともやっとした不安が押し寄せてくる。だけれどいつか心と現実に折り合いをつけながら受け入れなければいけない日がくる。もう少し先になりそうだけど。 そんな、ふわふわと現実と夢の間のような日々を漂っていた時に、ニュースが流れてきた。大好きな雑誌「nice things.」を運営する出版社・ミディ

ずっと書けなかった自分史、再開しました

「ねえねえのちさん、更新ってまだですか?」 ちょっとニヤニヤしながら、冗談まじりに聞いてくれる知り合い達にめっちゃごめんなさい、明日は必ず!だなんて、顔の前で手を合わせ、わざと守れない約束を結び付けては破り続ける日々から、1年が経ちました。 「書けなかった」なんておこがましい、「投げ出して」と「書かなかった」が正しい訳なのだけど更新を再開しました。80人近くが購読してくださっていて、この申し訳なさったらない。本当にごめんなさい。本当に。これから真面目に執筆していきます。

11月に出会ったときめくもの

いつもまとめたいなあ、まとめたいなあ、と思いつつ月末をバタバタと過ごしてしまって(要領の問題)さぼってしまう。ので、11月のこの、ちょこっと開いた隙間時間(といいつつ仕事をさぼっている)を使ってnoteを書いています。(金曜ロードショーのルパン三世観ながら) 今月はたくさん「うおお、かわいい...!」に出会いました。 自分が作ったものだったり、違うものだったりもごちゃまぜに。 - 自由にどこへでも連れていってくれそうな靴。HTHREE 台湾から生まれた革靴ブランドHTH

サマルカンドブルーに染められて(ウズベキスタン・サマルカンド)

トルコからウズベキスタンへ渡って早6日目。「ウズベキスタンに来たならぜったいに行った方が良い!」と地元の方から熱いラブコールをもらった町「サマルカンド」へ足を運ぶ。 タシュケントからは列車で4時間(早いやつだと2時間で着くみたい)揺られて到着しました。 サマルカンドブルーと呼ばれる青があることは知っていたのだけれど、ネットやパンフレットを見るとあまりの青さに「流石にここまで綺麗ではないだろうなあ」と加工の力だろうなあと斜に構えていたのだけれど、実際に足を踏み入れてみて驚いた

他人への「悔しい気持ち」は毒にしない

他人への「悔しい」という気持ちとお別れすることはなかなかにむずかしい。 どんなに「人は人、自分は自分!」と言い聞かせても比べてしまう時があるし、他人の活躍がどうしても羨ましいと感じてしまうときがある。(もちろん私にもある)そんな自分に自己嫌悪を抱いてしまったり「ああっなんで私は!こんなに!ダメなんだろう!」とひとり勝手に、悲劇のヒロインという名のプールに思いきりドラマチックダイブを決めてしまったりする。 だから確かに「悔しい」の気持ち自分を成長させてくれる大切な栄養だけれど

「旅と仕事のバランス」がどんなに難しくても続ける理由

「旅をしながら仕事する」を再開してあっという間の1ヶ月。このスタイルは3年前の世界一周時にスタートして、もうすぐ4年目になるのだけれど、今でも息切れすることが多々ある。 ともだちで旅人の前田ルイスさんがこんなつぶやきをしていて「そうなんだよなあ」とうんうん頷いてた。 海外旅行をしながら仕事もしてると7:3ぐらいが精一杯ですが、 定住スタイルだと5:5で仕事と両立できる ということが分かりました。 この「7:3くらいのバランス」ってすごくわかる。今もトルコ・ウズベキスタン

自分を嫌いにならない魔法のかけ方

トルコからウズベキスタンに移動してきました。 まだまだ旅は序盤だけれど、美しい。青好きにはたまらない国です。今回はフリーディレクターの友人と現地で合流して、しばらく一緒に旅したあと、またひとり旅に戻る予定です。次はインドへ。 「自分を嫌いにならない程度にしておこう」 トルコを一緒に旅していたそして昨年まで一緒にシェアハウスをしていた旅仲間の伊佐さんの言葉で、すごい好きなものがあって。多分彼女は覚えていないのだけれどそれが「自分を嫌いにならない程度にしておこう」の言葉。

今が怖いんじゃない。この先もずっと怖い

「世界を旅したいけれど、1歩が踏み出せないんです」 そんなお悩みが、わたしと伊佐さん(アイキャッチはお気に入りの彼女)で設置した質問箱に届いていた。 (これ今ふたりで絶賛作成中なので、ご質問くださった方ありがとうございます...!もう少しだけお待ちいただけるとしあわせです..) わたしも一歩がなかなか踏み出せなくて、気づけば11年経っていた人間なので、わかるなあ、わかるなあ、とうなずいてた。 この「一歩が踏み出せない」には色々理由があると思うのだけれど、わたしの場合は