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最も確実に保護者からの信頼を得る方法は何でしょうか?

電話をこまめにすること? 違います。

学級通信を毎週出すこと? 違います。

毎日長い時間のサービス残業をして授業を作り込み、子どもの作成物に赤を入れて身を粉にして働くこと? 違います。


最も確実な方法、それは、「学力をつけること」です。

しかも、難しい問題を解く力ではありません。もっと本質的で、根本的なところでの学力です。

例えば、課題が出されたときに妥当な仮説を立てることができるようになること。その仮説は、今までの学習や生活の中での経験をもとに導き出されている。

例えば、漢字の読み書きを正しく行えること。

例えば、話の仕方や受け答えがしっかりしていること。

こんなところに、保護者の信頼感が隠れています。


教師が育てるべきは基礎的な学力

基礎的な学力を保証するのが公教育の務めだと思いませんか? 難関中学の入試問題を解く力を育てたければ、それは公立学校に期待する親はいませんよね。

それよりも、名前を呼ばれたらハキハキと返事をしたり、目を見て挨拶をしたり、プリントをきれいに畳んでしまうことができたり。

こんなところにも、基礎的な学力が見え隠れします。そのさりげないところでの仕草や行動がしっかりとしているならば、保護者の信頼感は増すでしょう。


私達は保護者の顔色を伺いながら仕事をしているわけではありませんよね。だから、保護者から信頼されることよりも、子どもがどんな力を身に着けていくのかにフォーカスすべき。それはそのとおりです。

今まで述べた「基礎的な学力」は、保護者のためではなく、当然子供のためにつけさせるべきものです。私達は子供のために教育活動をしている。

だから、まずは「基礎学力」をしっかりと身に着けさせることに注力すべきです。


正しくノートをとる。手をまっすぐ挙げて挙手する。ハキハキと返事をする。友達のことを思いやる。問題を間違えたら正しい答えを導き出すために取り組む。忘れ物をしない。・・・

生活力と学習力は密接に結びついています。

正しくノートを取ることができるようになったほうが学力は上がります。

まっすぐ挙手することができるようになったほうが学力は上がります。

忘れ物をしないよう気をつけることができるようになったほうが学力が上がります。

基礎的な学力。

これをキーワードにぜひ、夏休み明けから取り組んでみてはいかがでしょうか。


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