見出し画像

ピアニスト亀井聖矢さんのリサイタルに行ってきました✨

今日は3年3回に渡って行われる亀井聖矢さんのオール・ショパン・プログラムの第一弾、ピアノリサイタルに行ってきました😊

第一回目はピアノ・ソロ、二回目はピアノ・トリオ(弦楽器との三重奏)、三回目はコンチェルト。そして二回目三回目は2025年の1月、7月にそれぞれ開催というとても壮大な企画。

夏にこの三回公演の通し券をゲットしようと頑張りましたが、一歩及ばす。
何とか次の申し込みでボタン早押し競争に勝ち、A席だけど、チケットを手にすることができました。

そして今日はの楽しみにしていた公演でした。

ホールに入ると舞台上には3台のピアノ。

二回目の公演が室内楽をイメージした公演になる(=室内向けのショパンが存命の頃のピアノ)だろうと思っていたら、今回そのピアノが並んでいました‼️

中央に置かれているピカピカの黒いピアノは言わずと知れたスタインウェイ。フルコンサートグランド。他のピアノに比べて奥行きが長く、コンサートでは見慣れたサイズです。

向かって右に置かれていたのがプレイエル。このピアノは1843年製で、ショパンが聞いていたのがこんな音色だったんだなぁ、こういうピアノを弾いていたんだなぁと思うと感慨深いものがありました。

向かって左に置かれていたのが1911年製のエラール。ショパンより少し後の時代のピアノですが、現代のピアノへの変遷を知る貴重なピアノです。

この2台のピアノ🎹、当然聞いたことのない音。どんな音色なんだろうと公演が始まる前からワクワクしていました。

スタートはスタインウェイから。

聴衆の拍手に迎えられた聖矢さん。椅子に座った後ルーティンの指の運動⁈をすると、少し腕を上げ演奏開始。

スケルツォ第4番 ホ長調 作品54

やはり安定のスタインウェイ。聞き慣れた⁉️音色がホール全体に広がって耳に心地いい☺️

そして次は『24の前奏曲から作品28より第一番』

これは40秒ほどの短い曲。それぞれのピアノで弾いてそれぞれのピアノの音色を楽しむ。

まずは1843年製のプレイエル。次に1911年製のエラール。

プレイエルは今のピアノと違ってどの弦も真っ直ぐに張られているとのこと。割とかっちりした音で少しチェンバロ寄りの音色のように思いました。
澄んでいて張りのある透明感に溢れる音がやはり聞いていて心地よい。

エラールはプレイエルに音の伸びやかさプラスそれたような音色。あー、上手く言葉で表せないのがもどかしい💦

その後ワルツ作品34をプレイエル、マズルカ作品59をエラールで演奏。
アンダンテスピアナートと大円舞曲はプレイエルで。

演奏そのものが素晴らしいのはもちろん、この時代のピアノの持つ素晴らしさが感じられました。

休憩の20分で耳をリセットして再びスタインウェイ。

ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 作品58

あぁ、演奏が素晴らしくてため息が出ます✨
(きっと昨日の公演をレポートしてくれているブログなどあるかと思いますので、詳細はそちらに譲ります)

コンクール前でリサイタルに行ってる時間などあるんだろかと思っていましたが、推しのピアニストの演奏は私のモチベーションを高めてくれました。

才能が違いすぎるので私が弾ける曲は知れてますが、今度のコンクールでは他の演奏者の曲目に臆することなく自分が弾くと決めた曲に向かい合いたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?