患者語録その①
普段診療している中でいろいろと患者さんとお話しします。治療の、というより雑談です。
(治療に関する話もします☺️)
一回の治療時間が約1時間になるので、主治医の顔は知らなくても、リハビリの担当者である私のことは知ってるという患者さんは多いです。
高齢者が患者のほとんどを占めるので、認知症の方も多いのですが、そんな患者さんと話していてもこちらが励まされたりハッとさせられたりすることがあります。
素敵な言葉なのですが、その時の言葉がどんどん忘却の彼方へと流れていってしまいます。
むむ。
これは言葉に残しておいた方がいいな。
そうだ!最近noteを始めたんだった。
ここに備忘録として書き残しておこう。
ということで、患者さんの言葉を時々ここに残していくことにします。
前置きが長くなりました☺️
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
Tさんは転倒し、骨折して入院している方です。
認知症があるため、今話したことをすぐ忘れてしまいます。
でも昔のことはよく覚えていて、毎回リハビリのたびに同じような話をします。
『ウチのダンナは宿無しの助六で。当時は助六ってよくわからないで使ってたけど笑、あんまり褒められた言葉じゃないってことはわかってた。
でもね、自分が好きで結婚した相手だもんね。
早くに死んじゃったけど、楽しかったわよ。
若い頃なんて、誰でもみんな人には言えない間違いの一つや二つあるもんよ。
(好きで結婚したTさんはダンナさん一筋だと思ってたけど、そうでもなかったのかな⁉️🤣)
(そっか。人間誰でも間違うよね🤣🤣)
そんなの墓場まで持ってきゃいいんだからーー笑
そう、全く間違わずに生きてきた人なんていないよね。
いろんな場面で最良最善を選択してきたつもりだけど、
そんな聖人君子みたいな人いないし、そんな人でなくてもいいよね。
うんうん。
うんうん。
Tさんの発した言葉、思った以上に沁みました☺️
私の過去の間違い。いろんな間違い。
でも今とりあえず幸せだなぁと思う瞬間があるので、そんな過去の自分を笑って許します。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました😊
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