笑顔ってすごいと思うエピソード2
こんにちは。はたけなかです。
前回、『笑顔ってすごいと思うエピソード1』と題して
私が体験した「笑顔」ってすごいなと思ったエピソードをお話しました。
今回は、エピソード2。
鍼灸の専門学生のとき。
授業で「赤ひげの鍼灸師」のことを話してくれました。
世界各国を渡り歩き、無償で施術をする鍼灸師。
その話を聞いた私は
「かっこいい~」と思い、
自分もそんな鍼灸師になれたらなと
「赤ひげ鍼灸師」に憧れを頂いていた学生でした。
とはいえ、簡単になれるものでもなく
でもその想いは持ち続けていたら
2度程、チャンスがやってきました。
1回目、鍼灸師2年目。臨床経験も浅いぺーぺーでしたが
毎年インドに鍼灸のボランティアに行っている先生についていき
インドのアディラバードという地域で鍼灸治療を。
空港から約12時間、ガタガタ道を車で移動。
舗装されていない道を12間近く移動するのは
体力を奪われるものだと初めて知り、
到着したときには、まだ何もしていないのに疲労が・・・。
しかし、降りたときに現地の方が満面の笑顔とダンスで出迎えてくれ
気分が高揚し一気に疲れが吹き飛びました。
そして、施術。
ただただ、学生時代に聞いた「赤ひげ」に憧れてやってきた私。
経験が浅く、さらには英語もほとんど話せず
ボディーランゲッチで対応。
中には、施術後「ここもやってくれよ。」というように
不満そうに身体の部位を示す方もいて。
ただ、待っている人は大勢いるので1人にかける時間も限られているため
「sorry」と言って終わっていました。
帰っていく後ろ姿がなんとなく寂しく感じられ、
そして自分の技術のなさにも落胆。
かといっていきなり技術が上がるわけでもないので。
せめて、笑顔になってほしいなと思い、
また、施術後に「ここもやってくれよ。」と言う不満そう人に
来てくれてありがとうの気持ちを込めて「thank you very mach」って笑顔で言って握手をしてみたら、さっきまで、不満そうな顔していた人がめっちゃにこやかな顔になって「oh,
Thank you」ってハグしてくれたんです。
その後ろ姿は晴れやかで。それ以降、
技術が足りない分、せめて言葉と笑顔でHappyになってもらおうと
患者さん皆に「thank you very mach」と笑顔で握手。
すると、皆さん笑顔で返してくれて。
中には、ご年配の女性が涙をながしながら握手した手を離さなかった方もいらっしゃいました。本当に嬉しかったです。
笑顔で疲れが吹き飛んだこと
言葉が通じない場で他人にHappyを与えること。
ここでも笑顔に助けられました。
「赤ひげ鍼灸師2度目のチャンス」のエピソードはまた後日お話いたします。
ここまでお読みくださりありがとうございました😁
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