呑んだくれ

ただ、戯言をつらつらと フィクションか実話かは読んでる貴方次第で

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最近の記事

窓は入口

窓、外と内を仕切る薄い障壁。 窓から見る景色が好きだ。 高層ビルなど高い所から見る景色は、見晴らしがよく夜景は無数の建物のあかりが、まるで宝石を散りばめたような錯覚にさせる。 車から見る窓の外は平穏な車内とは違い、世界があっという間に後ろに消える。 まるで現実が一瞬にして過去に、自分が未来にタイムスリップしているような感覚に襲われる。 内は涼しいのに、暑い窓。 外の熱をダイレクト、いや、それ以上に伝えてくる。 外と内を仕切る数mmの硝子。 たかが硝子だからそこから

    • 見慣れた道

      東北の田舎生まれ田舎育ち。 小学生の頃は、学区という区切りが嫌いだった。 その学校に通う生徒ということに変わりは無いのに、低学年の頃、学区という区切りがあるせいで俺は友達の家に自転車で行けなかった。 俺の学区に小学生は4、5人。1人は姉貴。 つまり残り3、4人が近所に唯一いる友達。 同級生なんて当然居ない。 みんな年上。 男は俺以外に1人だけだった。 遊ぶ場所もなく、公園もない。 やることと言ったら、ドブをとびこえてみたり、近くの小さな山で遊ぶくらい。 年上がぴょん