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共同住宅の間取の寸法について考える(キッチン編)

共同住宅の住戸間取の設計はいかに無駄なスペースをなくし
豊かな居住空間を創造するかが命題となっています。
間取を考えるうえで基本の寸法がいくつかあるので
プランニング時に以下の寸法を押さえて計画しましょう。

①キッチンの寸法


キッチンまわりの寸法注意点

①キッチン台の奥行は基本650㎜となっています。
 キッチン作業スペースは最低でも750㎜は確保します。
 食器棚は最低奥行寸法は450㎜
 これらを足して1850㎜がキッチン部分の最低有効寸法
 間仕切りをプラスターボード12.5㎜+LGS45㎜+12.5㎜とすると
 間仕切芯は先ほどの1850㎜に70㎜足して1920㎜が最低寸法になります。
(参考図面のように通路幅780㎜として1950㎜を基本とします。

②冷蔵庫は700㎜角のサイズを基本とするので食器棚が奥行450㎜とする 
 と差分250㎜が飛び出します。
 つまりキッチン冷蔵庫部分の押さえ寸法はトータル2200㎜が基本です。

③ダイニングスペースはキッチンカウンターの出寸法にもよりますが
 カウンター先端からダイニングテーブル1200㎜を設置して通路幅を
 そこから600㎜は確保したいので最低でも躯体芯からキッチン芯まで
 2200㎜は必要ですがカーテンや外壁側の断熱壁ふかしを考慮すると
 押さえ寸法は2450㎜以上が基本です。
 


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