何故コードを学ぶの?|独学ピアニストの悩み解決します

クラシックとポピュラーの違い

コードは「和音の響きの記号」です。
ポピュラーピアノとクラシックピアノの違いのひとつはコードを活用することにあります。

何故コードという概念が誕生したんでしょう?

それは簡単に言うと、コードを用いた方が読譜や暗譜が楽になるからです。
ポピュラーやジャズのミュージシャンはメロディとコードだけの楽譜(リードシート)で演奏します。即興演奏はコードから生まれます。
ルールの中での自由度もありますから、コードは楽譜に縛られずに自分の感性も表現しやすいのです。

ポピュラー音楽ではコードで演奏したり作曲したりすることは当たり前になっています。

コードの利点の例

コードは和音を記号化したものですから、例えばC7という和音は音符にすると4つになりますが、コードならC7の2文字で表すことが出来ます。
最初の内は記号の方が分かりにくいと思うかも知れません。
でも、低音譜表 で4つ同時に音符を読むのと、C7と読むのはどっちが早いでしょう?

例を挙げますね。

下の楽譜が「ベートーベンのソナタ第一番の冒頭です。

スクリーンショット 2020-01-29 17.05.21

最初に出てくる左手の和音は(ファ、ラ♭、ド)です。これは調号さえキチンとアタマに入っていれば簡単に読めますね。
しかし、その次の和音は(ミ♮、ソ、シ♭、ド)です。ここで「えーっと、ちょっと待ってね…」と音符をひとつずつ読んでしまう方多いんじゃないでしょうか。

しかし、コードとその進行に詳しい人なら、C7と書いてあれば黙っていてもFmからのボイスリーディングで(ミ♮、ソ、シ♭、ド)と弾きます。臨時記号の付いた低音譜表の4和音より全然楽です。

もし、あなたが難しい楽譜も初見でバリバリ読めるようでしたら音符の方が楽かも知れません。でも、コードを覚えることの本当に意味は少し違うところにあります。

コード進行には音楽の秘密がたくさん隠されています。そして基本的にはたった3つのコードを応用して曲が作られています。コードを学ぶと音楽の構成が理解出来るようになり、コードさえも見ないで曲が弾けるようにになったりします。

暗譜がすごく楽になります

ジャズのプレーヤーはほとんど楽譜見ませんよね。

よく生徒さんから「コードを学んだ方がいいんですか?」「何故コードが必要なんですか?」と聞かれます。

例えばこんな例はどうでしょうか?

もしあなたが何かの席で(例えば同窓会とか)
「○○さん、ピアノ弾けるのよね、何か弾いて聴かせて」「誰々さん誕生日なんですって、ハッピーバースデイの伴奏してよ」と言われて、「え、でも譜面持ってきてないから無理よ」とか「最近練習してないからとても人前でなんか弾けないわ」とか答えているようでしたらすごく残念ですよね。

コードを覚えることの良さは応用力や即興力が高まることなんです。
「うろ覚えだけど何とか弾いてみるね!」と言えるようになります。
そして自分の好きな曲を「自分の思うように、自由に、気の向くままに」演奏出来るようになります。

そんなバカなって思います?
コードを覚えるのは大変と思っていませんか?

コードは曲を弾きながら覚える

コードを暗記しようと頑張っても無理ですが、たくさんの曲を演奏する内に自然と身に付いていきます。頭で考えずに感じることです。いつの間にか覚えています。

今やコードの読めないプロのミュージシャンはほとんどいません。


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YouTubeで演奏動画のトータル再生が200万回超え、チャンネル登録者1万人のジャズ&ポピュラーピアニスト。普段はCM音楽や劇伴の作曲を手掛けるアレンジャー。ROLAND認定 ピアノ、DTM 講師。
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