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三日坊主が6ヶ月新しい趣味を継続しているので報告したい。

2023年の8月頃からですかね、キャンドル制作をスタートしました。
半年ほどが経過して、少しずつ自分がどういったものをつくりくて、何をしていきたいのかが分かってきました。

一度、こうしてゆっくり腰を据えて筆を取るのもいいかな。と思って自分の頭の中を整理しながら、どうしてキャンドルを始めたのか、やってみてどんな気づきがあったのかを記してみたいと思います。

なんだか毎日単調な毎日を送っているなーとか、気づけば新しいことに挑戦したのっていつだっけ。と思ったところから、この話ははじまっていくのかなーと思います。

単なる消費活動だけを続けていると、気が滅入る

わたしは2022年10月から2023年5月まで、東南アジアを周遊していました。タイ、ラオス、マレーシアをグルグル周っていました。理由は長くなるので他記事で補足します。

基本的に住まいはエアビーを活用して、数ヶ月単位で家を借りて、さまざまな地域を転々としながら快適に暮らしていました。

海外に滞在するのは「1年だけ」と期限を決めていたので、目一杯楽しまないとな、という気持ちが自分の中にあったため、仕事以外の時間をどう過ごすのか、自分が好きなことややりたいことってなんだろう、とそんなことを毎日考えていました。

そのおかげで自分を向き合うことができて「サイクリングが好き」「暮らしにチルがあるだけで幸せ」「音楽はこれが好き」「こんな生活に憧れている」など、体感として得ていきました。

順風満帆な暮らしではあったけど、唯一辛いなと思っていたことがあります。生活の中で「生産的な活動」があまり持てていなかったことです。

生活の中で生産的な活動って例えば一番手軽なのは料理だと思う。時々料理がマインドフルネスになっているって人がいるけど、よく分かるな。自分から何かを生み出している感覚があって安心するところがある。

東南アジアのコンドミニアムって自炊をする人用に作られていなくて、お皿やコップを少し洗えるくらいの小さいシンクと一口のIHがあるだけ。だから料理は作れなかったんです。

毎日、外食。当たり外れはあるけど大体は美味しいし、たまには贅沢もして満足していたけど、消費することばかりだと飽きるし、落ち込む。そのうちずっとやってたらきっとわたしは鬱っぽくなると思う。

一定、生活や暮らしの中で消費ではなく生産活動をしていくことが、自分の幸福にもなるんだということを実感したいい機会でした。

ひとりでいても孤独ではないことを、何かを介してつくれないのだろうか

アジアにいた8ヶ月間の間、さほど新しい友達もつくらずに、ひとりで過ごしていました。最高に素晴らしい日々だった。孤独って怖いものとばかり思っていたけど、やってみたら全然一人ではありませんでした。

というのも、月1は日本から誰かしら友達が来てくれた。必要だったら長電話とかしながら何不自由なくて、寂しいと感じたことは一度もなく。道を歩いているといろんな人が話しかけてきたり、目があったら微笑みかけてくれたので「こりゃ、世界がわたしを見捨てないんだな」と悟ったりした。笑

そんなことだったけど、つまりわたしは結局友達に救われてきたんですよね。自分が孤独ではないのは、過去の自分のおかげなんだとも思った。だから迷惑をかけるかもしれないけど、それでも友達を大切にしないといけないし、素直でいなくてはと思ったりもした。完璧にいいやつになりきらなくてもいいから、自分なりのやり方で友達を愛することが大事だと思ったり。

非常に学びになった時間だったこともあって、この状況をどうやったら自分以外の多くの人にも届けられるんだろう、と思ったんですよね。別になんでもよかったんです。

ただ、時間と空間を離れていても一体感がある関係性の先に、じわっとくる幸福があるんだなって体感として学んだので、どうしたら同じような感覚を届けられるんだろうって思ったんです。

それをシャワーの中で考えていた時に、タイのハンドメイドの石鹸の香りがふわっとして「うわーいい香りだー癒されるな」と思ってひらめいた。

距離があっても同じ時間・同じ香り・同じ音楽、わたしたちはいつでも乾杯できる

はじめは石鹸をつくろうかなと思ったんです。色々調べてみると石鹸の販売にはかなりハードルがあることがわかりました。

では、似たような媒体で何かいいのはないかなと探して、キャンドルに行き当たりました。キャンドルならより手軽に灯して楽しめるし、老若男女誰でも使える。

そんなこんなで、消費活動ではないことをしよう、孤独ではないことを誰かに伝えよう、チルを感じられる気持ちのいいことをしようが織り重なったところにキャンドルがありました。

わたしがつくっているキャンドルは、自分以外の誰かと灯すをコンセプトにしたキャンドルです。もちろん1人で灯してもOK。灯した時に誰かと繋がれるような仕組みをつくりたいと思っています。

まずは今、キャンドルと共に聞いてほしいプレイリストの制作をしています。今後できたらいいなと思っているのは、好きなDJとのコラボです。一定のお客さんができてきたら、同じ時間帯にアクセスしてもらって生配信でDJが、そのキャンドルの香りやコンセプトに合わせた選曲をしてくれる。

それを画面の先で構わないのでみんなが、各々に手にした飲み物を、きっとどこか先にいるみんなと乾杯するっていうことができたらいいなーと思っています。

別に身内でもいい、それでもちょっとだけでもみんなが得意としていることを出し合って、好きなことや得意なことで共演をしながら生活や暮らしの中に生み出すという感覚やひとりでも孤独ではない感覚をつくれたら嬉しいなー。

KIMITO CANDLEと名付けて、近くの人から届けよう

こんな感じでパッケージをつくっています。

このコンセプトキャンドルを「KIMITO CANDLE」と名付けました。
ストレートに「君と、キャンドル」です。きみと一緒にでも、きみのことを思ってでも、きみのためにでも、自分以外の誰かのことを考える健やかな時間が生まれたらいいなと考えました。

今、WEBサイトの準備を始めていて、そのためのパッケージづくりや試作品づくりをしています。自分で全部つくって、撮影もして、全部見様見真似だけど、それっぽいものができたりすると、すごく嬉しいわけです。

消費行動から、生産行動が取れるようになってくると、自分の生活や暮らしへの満足感が大きくなってきます。

仕事でお世話になった人や友達に、キャンドルを渡しています。ちょっとずつ自分が楽しなーと思える範囲で遊びのようにつくっていきたいと思っています。

気持ちがいいと思える範囲を大切にしながら、とても遊べる楽しい趣味として、これからも続けていきます。

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