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[PLANETSCLUB]イシューを漫画から語る会×ジェンダー勉強会 を開催しました

こんにちは。

先日、オンラインサロン PLANETSCLUB にて、イシューを漫画から語る会×ジェンダー勉強会を開催しました。

この会は、世の中にある教育、子育て、ダイバーシティなど色々なイシュー(社会的な課題)を取り上げている(と思われる)漫画を紹介することを通して、そのイシューを手軽に学んでいこうとする企画です。

今回は、ジェンダーに関するコンテンツを学ぶクラブ内の勉強会「ジェンダー勉強会」と合同で、「ジェンダー」をテーマにして開催しました。

以下、会で紹介された漫画を、オススメポイントとともに紹介していきます。

①ヒトゴトですから!

【オススメポイント】
性的マイノリティが主人公ながら、作品のテーマは、あくまでお仕事ものとしての漫画であること。従来、性的マイノリティが主人公だと、そのマイノリティ性がテーマになりがちだったが、それはあくまで主人公の属性の一つとして描かれている点が新しい感じがする。

②私の少年

【オススメポイント】
年上の女性と、年下の少年との交流を、『恋愛ではない関係性』で描いている。「男と女」の関係は、愛情か、友情かという形になりがちであるが、そのどちらでもないこの2人の関係を現時点で日本語は言葉には出来ないのではないか。


③大正ガールズエクスプレス

【オススメポイント】
大正時代に女性の生き方に制約がある中で、風刺絵に興味をもった女学校に通う主人公が絵が上手い女性と組んで、同世代の女性に届くための新聞を作ろうと奮闘する点。当時の若い女性にどうやって響くものを届けられるか、主人公たちが奮闘する様子が、ギャグ要素も盛り込みながら読みやすく描かれている。

④さよならミニスカート

【オススメポイント】
この漫画に無関心な女の子はいても、無関係な女の子はいない、という連載誌りぼん編集部のコメントが強烈な作品。性被害に遭った女性への周囲の心無い言動に対して主人公の「スカートはあんたらみたいな男のために履いてんじゃねぇよ」という喝破などからジェンダーを考えさせる。

⑤赤白つるばみ・裏

【オススメポイント】
作品は、登場人物同士の会話からなる日常群像劇だが、作者の漫画表現におけるジェンダーバイアスに対する問題提起がキャラクター同士の会話で分かりやすく描かれている。

⑥おおきく振りかぶって

【オススメポイント】
従来の野球漫画では、女性はあくまで男性を支える典型的な「女子マネージャー」的なポジションとして描かれる作品が多かったが、この作品では、野球漫画における女性の描かれ方が、女性監督などとしてアップデートされている。

以上、6作品を紹介していただきました。

紹介していただいた漫画をみてみると、直接ジェンダーがテーマでなくても、メンバーそれぞれが紹介する『ジェンダー的な観点が感じられるポイント』がとても面白くて、なるほどそういう観点からジェンダーを感じるのか、と学びが多い会となりました。

読み手の感度が高ければ、漫画のあらゆる表現から、イシューを感じ取ることが出来るのではないかと思うので、また他のイシューをテーマにして開催したいと思います。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました😊


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