アニメイト

池袋でサブカルツアーをやりました(2月の話)

こんにちは。

約一か月前の2月24日(日)の話になるのですが、私が所属しているオンラインサロン「PLANETSCLUB(評論家 宇野常寛さん主宰」にて、池袋サブカルツアー&アニソンカラオケの企画をやらせていただきました。

今日は、そちらの企画について、自分なりに振り返りながら、なんで池袋でこのようなツアーをやったのかの企画意図を書きたいと思います。

今回のツアーの内容としては、ニコニコ本社やアニメイト池袋本店でおススメアニメを紹介しあったり、乙女ロードを散策したりして、最後はアニソン・特撮縛りのカラオケで締める、という極めて緩いものです。クラブでも「単なるオタクオフ会だよね?」と言われてしまい、実際その通りなのですが(笑)、今回の企画にはちょっとした意図がありました。

それは、文化振興に日本で最も力を入れている自治体といっても過言ではない豊島区で、特に「池袋という街でのサブカルチャーの盛り上がりを感じていただく」ということです。

当日のツアーでもご紹介したのですが、現在、豊島区は、「東アジア文化都市2019」に選定されており、中国や韓国の都市とともに、数々の文化事業を行っています。

もともと15年以上前の池袋は、新宿や渋谷に比べたら地味なイメージがついていたようですが、こういったイメージを払拭すべく、現在の豊島区長の高野区長の考えで、文化事業に力を入れるようになりました。詳しくは、以下の東洋経済オンラインの記事をご参照ください。

「芸術で食う」街に変貌?池袋の大胆改革

また、池袋には、油絵作家が多く住む池袋モンパルナスと呼ばれる地域(椎名町から東長崎周辺)や、アニメイト池袋本店があったり、東京芸術劇場があったりと、地域の資源として文化的な拠点や歴史がありました。その資源をうまく生かして、豊島区が文化としての街をブランディング&プロモーションしていったとも言えます。

そのような流れの中で、池袋東口には、「ハレザ池袋」という新副業商業施設が2019年には芸術拠点、2020年にはタワーのオフィス棟が立て続けにオープンするということで、今後も大きく文化のコンテンツが発信されていくことが期待されています。

さらには、近年、豊島区はハロウィンイベントをコスプレに絡めて実施して、大きな盛り上がりを見せており、文化コンテンツを発信するためのハコモノも整備しつつ、ソフト面でのイベントも絡めながらカルチャー都市の浸透を図っています。

以上、池袋について、自治体施策視点で、なぜ池袋でカルチャーが盛り上がっているのかを書かせていただきました。あとは、当日、PLANETSCLUBにて、実際に回ったところを写真をアップしながらご紹介いたします。

まずは、池袋パルコにて「うる星やつら」カフェ。宇野常寛さんが評論で、高橋留美子さんの作品について「終わりなき日常」と評しておりますが、その「日常」を忘れさせるような「非日常」空間でした。

つづいて、池袋西武デパートにて開かれていた機動警察パトレイバーと男性紳士服メーカーとのコラボによるポップアップショップ。パトレイバーのイラストも販売されていました。こういった企画が池袋西武デパートで開催されるのも、池袋にサブカルチャーの街のイメージがあるからでしょうね。

次は、アニメイト池袋本店にメンバーで乗り込みました。人(ほとんど女性)が多すぎて階段でもすれ違うのが困難なくらいにぎわっていました。

アニメイト池袋本店は、基本的に女性向けのコンテンツ(主にボーイズラブ(BL)や美青年漫画など)が充実しているお店です。ほかにもアニメや漫画本も取り揃えているので、上層階からメンバーで見て回りました。ちょうど映画の鑑賞会もやった「コードギアス~復活のルルーシュ」のコーナーもあったので、メンバーでグッズを見て盛り上がったり、おススメアニメを紹介しあったりと、完全にアニメオタクとして楽しみました(笑)。

そして、アニメイト池袋本店からサンシャインシティのほうに足を運んで、乙女ロードと言われるエリアへ。BL同人誌の取り扱いが非常に充実しているお店がたくさんありました。K-Books同人館に入って、BL同人誌(ビニールがかかっていて中身は見られません)の棚を拝見しましたが、キャラクターごとにジャンルが出来ており、想像力によりコンテンツを生み出す同人誌作家さん達のすごさを感じました(笑)

最後に、池袋のカラオケ屋で、アニメソング&特撮ソングを熱唱。これも、世代によって、歌う歌が分かれますね。けれど、色々な世代のアニメや特撮について、振り返り楽しむ良い機会となりました。

以上、アニメ好きがオタクオフ会を単純に楽しむ!!という内容のツアーではありましたが、多くの人でにぎわうアニメイトや乙女ロードをみて、改めて池袋がサブカルチャーで盛り上がる街であることを実感しつつ、これをクラブの仲間たちとリアルに体験出来てとても面白かったです。

今回は、池袋を見て回りましたが、サブカルチャーと街という観点から、秋葉原や中野などをまた見て回って、各都市の違いを楽しんでもいいかもしれないですね。PLANETS11がテーマにしようとしている「都市論」にも繋がる学びになるかもしれません。

最後に、今回、池袋サブカルツアーにご参加いただいた方々ありがとうございました!!

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