見出し画像

フェスのお礼と「ニニニパン」「お料理革命C.C.C」の振り返り

まず一言
『ニニニパン』、『お料理革命C.C.C』を遊んでくださった皆様
本当にありがとうございました。
まだ遊んでないよという方もこのnote見てるってことはゲームの名前だけでも今見たということなのでありがとうございます。

見たい作品のあとがきだけ追えるように目次を用意してます。
※ネタバレというよりプレイしてないと何の話かさっぱりって感じなのでプレイしてから読むことをお勧めします。



ティラノゲームフェスお疲れさまでした

長いように感じられたティラノゲームフェス2023も終わりとなり閉会を迎えるだけとなりました。
作者としてもプレイヤーとしても今回初めて参加しましたが、
色んなフリーゲームを知るきっかけになり、約4か月間とても楽しいでした。
期間中にプレイしたゲームの記録をnoteで残す活動なんかもやり始めたりしたり。

自分としても
ゲームの事前情報がほぼ無しの中自分から探してプレイしようってこれほどまでに思えた時期はなかったかなと思うほどです。
SNSで見かけて…だけじゃなくてサイトの概要欄だけでプレイしたゲームも結構ありまして。

しかし、実のところゲームをプレイしてても感想のまとめがフェス中の掲載には間に合わないことが多く各作品のダイレクトな応援ができなかったのが心残りです。(もっとたくさんの作品をプレイしていっぱい応援したかった)
今後もフェス期間や公開時期に関係なく、プレイしたゲームを紹介していけたらなと思っています。

いろんな方の作りたいが詰まってた色んなフリーゲームが盛りだくさんで
時間が許すのならすべてのゲームをプレイしたい、そんな思いでいました。

作った人も遊んだ人も運営した人も
みんなみんなお疲れ様でした

そしてこれからもお世話になるかと思いますよろしくお願いします
この気持ちは大事


『ニニニパン』

あとがき…とはいっても
公開までの制作反省会やED1~8とおまけまでのあとがきはすでに

こことかこれより以前のnoteで大まかに触れていますので
この記事では8月にアプデした内容についての振り返りがメインです。

ver2.0での追加要素について

公開後半年以上何の動きもなかった中のいきなりの追加アプデでした。
実は開発当初からむしろこっちをメイン要素にしたかったのですが、作り方がわからず・・で泣く泣くカットしてました。が
「お料理革命」の作成で、clickableやifの使い方が理解できるようになって追加できるようになったので良かったなあと。成長した。

追加要素の内容としては
外から眺めて事の顛末を見守るしかないと思っていた傍観者から、
すべてを知ったうえで自分が直接判断を下して介入する立場に替えられたらどうしますか?というお話。

追加要素として

作者自身がすべてがまるく収まるハッピーエンドを示す”こと

これが一番すばらしいEDになるし、進めていたプレイヤーから一番求められてたのはそういう"解答"だったことは重々理解してはいました。しかし、シナリオとして何かしらの締め方をすればカタルシス効果を得られるとしても、そうしてしまうと今度はこのゲームがそれまで積み上げてきたコンセプトがすべて消し飛んでしまうのでそれだけは避けたかった。というのが本音です。

ニニの言葉があたりきつめで意地悪な感じなのも

ただ単に何も考えず
「みんな仲良くすればいいだけじゃん?」で終わらせるのではなく

生じる問題やリスクをきっちりと理解し考慮したうえで決断してほしい

という目論見からきてます。
(楽しい世界にしたかった方にとっては邪魔にしかならなくてごめんなさい)

人にばかり問いておいて自分のを明かさないのもフェアじゃないかなとも思うので最初のドドラの件だけでもいうと
私は延命を辞めると思います。
この時点でドドラを生かしたい人たちと考えの違いが出てしまいますね。
でも『ニニニパン』はこういうのを知るゲームなので正しいとか間違いはありませんから作者の言葉などお気になさらず。
理由としては、耐え続けている人にとってどこまで我慢すれば「終わり」になるのか救いになる瞬間が本当に来るのかなど
希望的観測で信じぬく力が私にはない、というとっても個人的な価値観の部分が大きかったりします。たぶん

こんな感じで
自分が何をどう感じたかを自分自身で振り返るのを主目的としたゲームなのですよってことで。


差分どれくらいある?

作った本人も差分をあんまり覚えていません。
全パターン回収してやる!なんてプレイヤーが現れないことを願って攻略として載せませんでした。差分といっても最後のニニの台詞が変わるだけですし
・・・あそこの主旨は色んなEDをみることではなく勝手に想像してもらうことなので。

まず最初の問である
ドドラの延命辞める/生かす方面の二択で大きく二分します

○延命辞めるとドドラが村からいなくなるので
・村に誰もいないorドドラ以外の人間の誰かが一人ぼっち村
・ネコ族だけの村
・難民ネコ族とワイザワだけの「緩衝材役仲介者がいなくて互いに気まずい村」とかを作れるようになります。

○今まで通り生きながらえさせる場合
・ドドラ一人ぼっち村
・難民ネコ族以外が村にいる「現状維持村」

・難民ネコ族らを迎え入れた「一見するとみんな生活できて一番理想っぽい村」
・ネコ族らとドドラだけなどなど作れます

全員が一緒に村で過ごせる選択肢もあってそれが良さそうに見えますがニニが必ずちくちく刺してきます。
このゲーム作ったやつの性格が悪いせいですね。

○ドドラの病気を治す
皆幸せでイイハナシダ…にはなりません。
これも作ったやつの性格が悪いせいですね。
あの世界にはノーリスクで行われる素晴らしい魔法は存在しないので、村にいる命を換算をします。
命のお話は難民ネコ族を村に入れるか入れないかで結構変わってきます。
入れない場合ですと
・人間らとマルだけもしくはマル無しの人間の組み合わせ
・ドドラの治療を諦める
そして
・支払う命が明らかに足りてない時
もあります

それ以外はみんなそれぞれの道でねって形になってるはず…不具合なければ

熱心に探す必要もないのであくまでそんなのあったのかあくらいの物です
間違っても全通り回収しようなんて思わないよう


フェスで色んな感想をいただいて

ゲーム製作自体初めてだったのもあり
自分以外誰も遊ばなかったゲームとして数年後リア友との笑い話にするつもりだったのですが
こんなに沢山の方に触れていただけたのは本当に予想外でした。
話の路線上、作者うぜえ的な言葉や意味不明とか言われるの覚悟して作っていたので思ってたより皆様の言葉が優しいし綺麗にくみ取っていただけてて良かったなあと。

私やノベコレやふりーむの他ユーザーから見える場でなくても自身の心の中やsns中で思ってくださるだけでこちらとしては十分うれしいです。
(パブサで反応したりはしませんのでご安心ください。)
どうしても匿名でこちらに言いたいことがあるという方に向けて

メッセージサービスもありますのでどうぞ。
「あのキャラ好きです/嫌いです」とか「正直おもんなかったわ」とかも大丈夫ですし、絵文字だけでも構いませんのでwaveboxの規約内であればご自由に。


『お料理革命C.C.C』

こちらも制作中のことや本編の小ネタは

こちらにありますので
その中では触れなかった内容について載せています

振り返りというか反省

まず1つ目 料理多すぎ ましたね。
料理の分類は大まかに分けて5種なので
他の選択肢も5種で統一してしまえば5×5×5で締まりよくね?という単純な思考から全125通りの組み合わせが完成。

まだこれだけだったら料理ができる当たりの確率次第でバランスを変えられたのですが
トライ&エラー前提の総当たり式のゲームで
・「失敗」の画面ばかり見せられるとプレイヤーは退屈
・目当てのものが出ず、試して損した気持ちになってほしくない
・正解のヒント以外のものもあえて入れてみたいと思ってほしい

などを考え
見栄をはって99個も当たりを用意してしまったんですね。

やりすぎました。
多くても100通りの中の60~70種くらいで十分だったんだろうかって…
ヒントを多用し普通にクリアに必要な料理だけ作れればシナリオ読む時間以外そこまでいらない(多分)んですが、
コンプしたい!!って思うと回収作業だけで約40分くらい加算されます。
作ってる自分自身もアイデアに始まりドット絵・テキスト・デバックでうげえとなってしまったので(料理種類とゲテモノonlyという条件で限定されている中ではちょっとね)
ゲーム制作初心者はこれくらいのボリュームのゲームで見栄ははらなくて良い。
これに尽きる。


シナリオの軸はあくまで料理…といいはる

料理をお客さんに提供するADV系ゲームって世の中にはすでにもうたくさんあるのですが、シナリオの都合上どうしても話の中心が人間模様にシフトしていって後半になるほど料理がただの添え物になりがち・・・
「人よりも食い物が見たいな」と自分が食い意地を張ってしまったので
出てくるキャラも食べ物を主軸に無理やり引っ張ってきました。

ますは自らが作ることとその味にこだわる料理人、
次は食べ物を商品として展開する企業
そして味の良し悪しや作ることそのものよりも動画のネタとして料理を活用する配信者
あとはAIに関してツール派と第二の人類派で別れる開発者たち
にぎやかしのマスコット

料理だけでストーリーを進めるのは無理な話で
結局目の前のキャラたちが何者なのかわからないままではな…とキャラ中心になるパートを入れないといけないし
そもそも二大テーマの1つであるAIに触れずしてなんとするって話になるしで
その結果…微量の皮肉という毒入りの闇鍋みたいなゲームになりました。
おしまい。


制作者が勝手に選ぶ料理ベスト4(この項目絶対いらない)

当然のごとくネタバレがありますので是非プレイしてから見ていただけると楽しいかと。というかここまでみるの既プレイの人だけだとおもっ

○作ってるとき、これ見映え抜群では?と内心思ってたやつ

可愛いものとかきれいなのが好きです

○ドット打ってるとき特にたのしかったやつ

食べ物のドットは良いです

○自分が食べてみたいやつ

特に下二つは子供の憧れでは?と個人的に思ってます

他にもたくさんありますがくどいので終わりにします。
ノベコレでの感想やwaveboxなどで皆さんの好きな料理とか教えてもらえて楽しかったです。ありがとうございました。
ニニニパンと同様こちらもwaveboxで匿名の感想も受け付けておりますので、もし何かありましたらそちらをご利用ください。



最後に

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
数年後にでも皆様の中で
「そういえばこんなゲームあったな、プレイしたことあったっけな?
?」くらいのポジに自分のが差し込まれていたら嬉しいです。
皆様本当にお疲れさまでした。


自分も曲がりなりにもゲームを作って
でもそれ以上に色んな方と出会い色んなゲームに触れて、色んな事を”知った”1年でした。とても楽しい経験となりました。
ゲームを作るのも遊ぶのも好きでよかった、と思えるほどです。そしてもっと早くこの世界と出会いたかった。

今作っているゲームは今年出来上がるか全くわかりませんが
もしティラノゲームフェス2024があるなら
プレイヤーとしてこれからもいろいろなゲームを応援していきたいと思っています。


フェスに関してプレイヤーまたはゲーム作者としてのあれこれについてはまた後日自分の考えをまとめようとおもっておりますので、
今日はここまでとします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?