見出し画像

お料理革命C.C.C 小ネタなど



この記事には
フリーゲーム「お料理革命C.C.C」のネタバレが含まれております。
クリア済みの方向けの内容となっていますので
現在プレイ中もしくはまだプレイしていない方は見ない事をお勧めします



プレイヤーごとによって見たい内容が異なると思いますので
目次の見出しから該当の箇所に飛べるようにしています
長いです


今作のコンセプトについて

発想のきっかけ

「お料理革命C.C.C」が生まれたきっかけは、いうまでもなく
昨今の生成型AIの台頭とそれに伴う世界の混乱です。
このゲームの開発を始めたのは今年の1月くらいからでしたが、
そのときは
「自分では一切筆をもたず、AIで絵を生成している人」をなんて呼ぶのか
そんな議題で盛り上がっていたころでしょうか
当時は色んな呼ばれ方をされていたような気がしますが。
その中での
「カップ麵にお湯入れただけの人が自分はシェフと同等だなんていってる」という、侮辱の意が強いワードをSNSでみたのがアイデアの根っこでした。

生成AI特にイラスト関連のAI周辺については、
今年の2月から約半年の間に劇的な変化を遂げているように感じています。
私個人の観測としては
人と比べ圧倒的な物量と無配慮によるAIの勢いに
既存の各種サービスが対応できず、データ量という物理的にも管理して取り扱うのは不可能とされ
規制と制限、1部モデルの禁止という流れが通常になりつつあるような気がします。
AIの生成物をみてもリアル調イラスト調問わずやはりどこか画一的な表現技法になっていて
本作で触れている内容がわりと早く現実化するかもしれない、
などと、開発中1人で感じておりました

このゲームで何を楽しんでもらうのか

イメージは料理×AIに決まりましたが、
ただ「焼きそばとパンを組み合わせて焼きそばパン」をつくる
というような答えの先が見えるクイズをするだけでは、
わざわざAIという存在を取り扱う意味が薄れてしまうので
いっそのこと
プレイヤー自身にAIのような体験をしてもらう
という方向性に決まりました
「曖昧な問題を出され、明確な答えがわからない中
試行を重ね続け結果が全く予想つかない「未知」の中から正解を探す」
実は本編でそういうことをさせたかったのです。(できてたかは不明)
出されたヒントから一発で正解を導き出してその場を切り抜けるのではなく
失敗し続けることでしか得られない経験値を積んでそれを次に活かしていくというスタイルを目指しました

自分の子供の頃遊んだゲームたちのように

今作のイメージとしては綺麗さ派手さ精密さよりも
オトナからコドモまですぐに馴染めるような素朴的な雰囲気がいいなと思っていまして。
自分が昔遊んでたGBソフトたちのような
あたたかさとファンタジーっぽさを参考にシナリオとデザインを目指してこねくりまわしてみたり…

というのも
前作(ニニニパン)はあの内容だったために、
プレイした人の気分が落ち込む、
もしくは人によってはショックを受けるようなものになってしまったのは自覚していまして…特に高校生以下には理解しにくい話だったかもな、と
そのため作者本人からは万人に軽々しくは勧められないゲーム、という扱いになってます。
(あくまで私個人がそう思っているだけなのでプレイヤーの皆様はどうぞ思うままに取り扱ってください)
せっかくもう1つ作るなら、
色んな人にプレイしてもらえるゲームにしようと考えました

その結果はというと、
フリーゲーム(主にノベコレやふりーむ)だと
ホラー、キャラもの、恋愛、感動orダーク系が主流のようなイメージがありますが
そのどれにも属さない謎の何かになってしまったようなきがします。
誰を対象にしているのかわからないゲームになってしまったような…



本編中の小ネタ

この記事を書いている8月12日時点でのことではありますが
1周プレイしただけでは気が付かないであろう小ネタを置いておきます。
とはいってもシナリオが大きく変わるわけでもない、
料理を提供した時の反応が少し違うものに変化するなどのちょっとしたものなので
もし見つけてみたい方がいたときのためのヒントを出しておきます
※正解が複数あってどれでも共通の会話の流れになるものは省いています

・2周目以降での変化

1度クリアすると次にEDを最後まで見た時にネズミ2匹とニギイの会話が追加されています
また、本作は2周目以降は最初から始めても全てのキーワードが解放されている状態で始まるようになっています。
じつはこの仕様を利用することで見られる特殊な会話もあります。
ここから
2周目にしか見られない小ネタも一緒に紹介しますが
混乱しそうなので
1周目では作れない料理のヒントには★マークをつけています。


スタート~操作説明前

・「モニターにならない」を選択する
ノックから説明を受ける前、
「モニターになってもらえますか?」の選択肢で青い方を選ぶとそのまま一種のifEDとなります
(終わると直前の選択肢まで自動で戻るのでセーブしてもOKです)

・実はネズミたちは
1章のサブタイトル表示後からヒトリの(しょうもな…)というセリフまで映ってます

ノックの名前を聞くまでは映っていて、その後クッキーを強奪していきます
メッセージ欄隠すと普通にいる

2章

・最初の提供
「メルヘンとどうぶつをつかった見た目も可愛い料理」と言っているアカリに
骨付き肉を渡す

・次の提供「幅広い世代にウケるお菓子」を要求しているハカドウに
★頭の悪い人には見えないキャンディを渡す

3章

・夢でのノックの質問
問2と問4はお遊びなので進行に関係ありません。
問1は4章のナゴとシシナミとの会話中に
問3は4章でナゴと一緒に帰った場合に
問5は6章の最後でニギイから同じ質問をされた時のニギイの反応に関係しています。増えたか減ったか同じかで変化します
(どれを選んでもたいしたことは言わないので、全部確認するまでもないかと。人によって変わるんだろうなー程度で)

・最初の提供で「体調がすぐれない」といっているグルメネズミに
不眠不休で働ける飲み物を出した場合と
臓器を労わった優しいココアまたは★レモネードを出した場合で
提供時のグルメネズミのセリフが変わります

6章

・ニギイ以外の人(ハカドウ~ネズミ2匹まで)のそれぞれに
キノコとたけのこのお菓子を出すと各々語りだします

・ハカドウに固いポテト煮物を出すとそれぞれ固有の台詞になります

・ナゴに天使夜空のどちらかを渡したかで会話が少し変化します

・シシナミに「AIや機械の力を使って作った」という説明になっている料理を渡すと「惜しいけど…これじゃない」という反応になります

・ネズミ2匹に愛し合う二人をジャッジする料理を提供すると別台詞

本当は2周目以降
最初のオーダー(ヒトリが自分で食べるやつ)でヒトリの反応を増やそうかと思ったのですが、まともに食べられる料理の方が少なくて
膨大な数の分岐になるだけなのでやめました


最後に

「お料理革命C.C.C」をプレイしていただきまことにありがとうございました。3時間ほどかかる代物なので手に取ってもらえただけでも作者としては御の字なんです
いくつか不具合はあるようですが、進行には支障がないレベルの物なのである程度まとめて1度でアプデいれるのを検討しています

キャラを個別に攻略するタイプのゲームでもないし特にそこまで触れる部分もない感じなのでカットしてます
人物たちや世界観について語って欲しい、などの声があったら考えてみようかなと思ってはいますが
今のところ未定です

長くなりすぎるので開発中のあれこれはまた別途で残したいと思います

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?