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春ドラマ感想

2024年春季、観ているドラマは今のところ7本+朝ドラ「虎と翼」大河ドラマ「光る君へ」です。

順番に感想を。

月曜日「アンメットある脳外科医の日記」

医療モノはよくネタ切れにならないものだと感心します。
記憶障害を絡めたドラマは最近多いけど、主人公が脳外科医というのは確かに新しい切り口だなと。
医学的なことは安直に奇跡を起こさせにくいから、断片的な希望をちりばめながらも厳しい結末を覚悟しなくちゃいけないのかなと思っていたら、3回目終わった時点でどうやら主人公に器質的な問題はないような予告が来て。
私は情緒的にすぎる話はあまり得意ではないので、ちょっとこの先、期待と不安が半々なところです。

杉咲花ってすごく静かなお芝居をする人っていう印象。
元からそういう印象があったから「おちょやん」の時どうなるだろうと思っていたけど、そういう要素を持った人だからあの主人公の生き様がリアルに感じられたと思っています。
今回も、静かにふわっとそこにいる、という感じにとても心惹かれます。

若葉竜也は大好きな俳優。
この人は声と目が唯一無二だなと。
今回また新たな面が見られる役で嬉しいです。

第三回の、院長(安井順平)と看護師長(吉瀬美智子)とのエピソード、好きでした。

火曜日「Destiny」「燕は戻ってこない」「滅相もない」

「Destiny」、石原さとみ主演のドラマはハズレのない印象。
今回も初回からぐいぐい引き込まれました。
周りのキャストもバランスが良くて結構入り込んで見ています。
大学時代のあれこれ、わかるわ~と胸がチクチクします。
こちらは亀梨和也の真樹の命が危ういらしいという以外、まだ何もわからなくて先が気になる。

「燕は戻ってこない」

昨日から始まったNHKのドラマ、さすがNHKとでも言いましょうか、なんか重さが違う。
原作は未読です。桐野夏生の小説はちょっと苦手。

1話観終わってふ~って息を吐いちゃう感じでした。
黒木瞳さんが「また」かつての有名バレリーナ。
似合うんだよね、確かに。
似合うと言えば稲垣吾郎の元ダンサーというのも、いかにもだし。
経済的には豊かなのに、人間関係に対してああいう感覚の人ってホントにいるんだろうかと、庶民の私は思ってしまうのですが。
朴璐美さんが出てる!
最近、声優がちゃんと俳優として認められてきた感があって嬉しい事です。
石橋静演じる主人公・理紀ちゃん、幸せになって欲しいと思ってしまう。
若い娘さんがあんな暮らししてるのを見るのは、ドラマとは言え辛いです。

「滅相もない」

これはちょっと離脱しそう・・・
このドラマ、監督・脚本の加藤拓也氏によれば「演劇をやれば映像的だ、映画をやれば演劇的だと言われることに嫌気が差し、今回はそのどちらの手法をも持ち込み、そのどちらでもない『滅相も無い』というドラマを作りました」とのこと。
私は舞台演劇も好きでよく見るし、確かにそういう感想を持つこともあるのだけど、作ってる側にしたらそう言われることって嫌なことなんだなーと初めて知りました。
私としては「面白かった」ことの説明、みたいな感じで、決して悪い意味のつもりはなかったんだけど。
で、そういう感覚を知る観客側として今回のドラマは、正直言って観にくいです。
映像的とはいってもあくまでも演劇という枠内でのことだし、逆もまたしかり。
それを、入れ物そのものを変えてしまうと、それは見え方が変わってしまうというか届くものが届いて来ない感が強くて、私は今のところあまり面白いとは思ってません。
ただ、話がどう転がっていくのかには興味があるので頑張ってみてるけど・・・もしかしたら倍速視聴になってしまうかも、と言うところにいます。

まだ二日分なのに長くなってしまったので、今日はここまで。
また続きを書きます。



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