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\\辛いけど今や恋しいEE🌱//

こんにちは!

前回に引き続き DP
コア科目について説明していきます。

今日は

Extended Essay(以下、EE

の授業について紹介します。


EEとは

日本語の科目名は「課題論文」です。

文科省のIBコンソーシアムのHPには以下のことが記載されています。

生徒が関心のある研究分野について個人研究に取り組み、
研究成果を4,000語(日本語の場合は8,000字)の論文にまとめる。

文科省IBコンソーシアムより

簡単に言うと、

「卒業研究論文 高校生ver.」

って感じです。

”生徒が関心のある研究分野について”

と書かれていますが、

なんでも研究していいわけではありません🙉❗️

ディズニー好きだからディズニーについて研究する〜
飛行機好きだから世界の空港について調べる〜

はダメです(泣)

必ず自分が履修しているDP科目に関連する研究をしなければなりません。

MYPPersonal Project (PP)ではなんでもOKでした。

しかし、EEは必ず1つのDP科目に関連させます。

自分の興味 × 特定のDP科目 = EE

を考えるのがなかなか難しかったです。。

EEDP1年半を通して取り組みます。

生徒1人EE担当指導教諭が1人つきます。

その先生は、DP科目の担当の先生です。
例:EEで文学を選択 → 指導教諭はDP文学の先生

提出物

・8000字以内のレポート
・Reflections on Planning and Progress Form(RPPF)

レポート本文に加えて、

RPPFと呼ばれる振り返り用紙的なものも書いて、

提出しなければなりません。

EEに取り組む1年半の間に

担当教諭と最低3回は official な面談をしなければなりません。

その3回の面談での振り返り毎回、

RPPFに書きます。

3回の振り返りの合計文字数1000字以内になるように書きます。

RPPFEEの評価対象の1つでとても大切です。


私のEEの科目は!?

私は消去法で生物を選択しました。

私が履修していたDP科目

・文学
・英語
・歴史
・生物
・物理
・数学


でした。

以下に、消去法の流れを簡単に紹介します😅

・文学
→ハリーポッターしか読んでなかったので、日本の文学作品をあまり知らず、自分には向いてないと感じたので却下。

・英語
英語で履修している科目は英語でEE書かないといけない。それは大変なので却下。

・歴史
→歴史にあまり興味がなかった。資料集めが大変と聞いていたので却下。

・生物
→植物とか自然好きだし、いけそう?

・物理
→物理理解してないし、英語で受けてるので英語でEE執筆なので却下。

と、いうことで生物を選択しました〜🌱


EEのテーマ:私の例

私のEEのテーマは

「乳酸菌飲料が植物の成長に与える影響」

です!

テーマの他に、

研究したいことの問いを立てなければなりません。

その問いのことを Research Question (RQ)と言います。

ちなみに私の RQ

「植物性乳酸菌ラブレ W プレーンは
カイワレ大根(Raphanus sativus)の発芽率と
インゲン(Phaseolus vulgaris)のシュート伸長量の増加に
どの程度寄与するのか。」

でした🌱

なぜこのテーマ、RQになったかは、

以下の「EEの流れ」で分かります!


EEの授業

※あくまで私の学校の場合です

週1回50分間のEEの授業がありました。

選択科目が生徒によって異なるので

授業というよりかは

作業やリサーチ、面談の時間でした。

ちなみに、私の代のDP生は

歴史:3人
化学:1人
物理:1人
生物:1人

という、みんなバラバラのEE科目選択でした🥲

なので、

誰もお互いに頼れない

その科目特有の辛さを共有できなかったのが、

悲しいポイントでした🥲


EEの流れ(理想)

※あくまで私の学校の場合です
※5年生=高校2年生、6年生=高校3年生

5年生4月〜5月(DPスタート)
・EEオリエンテーション
・お手本EEを読み合いっこ

5年生6月
・EEの科目希望調査

5年生7月
・科目決定
・指導教諭決定

5年生8月〜12月
・担当教諭と1回目の振り返りのセッションをする
・EE書き進める

5年生1月
・冬休み明けに1st draft 提出

5年生2月〜6年生4月
・担当教諭と2回目の振り返りのセッションをする
・2nd draft を書き進める

6年生5月
・2nd draft or final draft 提出

6年生6月〜7月
・担当教諭と3回目の振り返りのセッションをする
=終了!


EEの流れ(現実)

※あくまで私の場合です
※5年生=高校2年生、6年生=高校3年生

5年生4月〜6月(DP始まったばっかり)
・科目は生物か文学かな〜
・先生にいろいろ相談

5年生7月
・生物に決定!
・担当教諭の先生に挨拶しに行く。
・農業体験プログラムで麹菌の凄さを知る
→麹菌について調べたいな〜

5年生8月〜9月
・麹菌についてひたすら情報集め
・良いテーマが思い付かず苦戦
→全国のSSH校の研究テーマからインスピレーション貰おうとした。

5年生9月
・光合成細菌に出会う
・視点を麹菌から光合成細菌に変更

5年生9月〜12月
・光合成細菌についてひたすら情報集め

5年生12月23日
・1回目の振り返りのセッション(RPPF1回目)
→ テーマ変えた方が良いかもと言われる。。
→ スタートに戻ります😇

5年生1月
・1st draft なんとか提出
→序論しか書けてない。。
→ 1から考え直し状態泣

5年生2月
・たぶんもう少し簡単な内容の方が良いなと実感。
→塩分濃度と発芽率で実験

恒温機に異なる塩分濃度につけたインゲン豆を入れました。
結構悲惨な状態で、カビてしまい、失敗。

5年生3月
・どうしよう〜とひたすら悩む。。
・修学旅行とかでEEにまで頭回らず🥺

6年生4月春休み
・EE提出締切まで残り3ヶ月
→ほぼ0状態(泣)
・身近な菌で扱いやすいのなんだろう〜
→乳酸菌に辿り着く

6年生4月
・家でインゲン豆の発芽と乳酸菌の実験

乳酸菌飲料を含ませたキッチンペーパーにインゲン豆の種子を置きました。


乳酸菌飲料の濃度で、発芽スピード異なるのか実験@家


毎日写真を撮って記録観察しました。


濃度高いのが一番成長してる!!!

6年生5月
・乳酸菌飲料の濃度が高いと成長早まる??
→これをテーマにしよう!!
→EE提出締切まで残り2ヶ月汗汗

発芽率だとカイワレ大根の方がコスパが良いことに気づいた。
北海道は5月はまだ寒いので室内で育てました。
元気に育ってくれて嬉しい〜〜😻

ちなみに、まだこの段階で予備実験(汗)

6年生5月中旬
・カイワレ大根で乳酸菌飲料と発芽率を研究
・インゲン豆で乳酸菌飲料と成長を研究
→これで行こう!
→学校で実験開始

学校の恒温機の1台を丸々貸し切らせていただきました。。


植物の成長見てると元気が出ます。
インゲン豆も学校で発芽させて、成長の研究します!!

6年生5月下旬
・本実験開始

乳酸菌飲料の濃度を変えて、種子の発芽率にどう影響するか実験!
学校18時30分完全下校ですが、だいぶ居残りしてました。。


こちらも、本実験中。

6年生6月初旬
・発芽率のデータ集計
・インゲン豆はまだ成長中
(EE締切まで残り1ヶ月!?!?)

発芽した種子を一個ずつ数えていきます。。
気の遠くなる作業でした。
支柱がないので、
自分でオリジナルで割り箸と凧糸で支柱を作るという、
originality重視なEE😅

6年生6月中旬
・インゲン豆のデータ収集

シュートの高さを測っていきます。
結構、根っことか濃度によって
太かったり細かったりしたことに
驚きました。

6年生6月中旬〜7月下旬
・怒涛の勢いでEE執筆

6年生7月27日(夏休み突入)
・EE 2nd draft 提出
→私のEE終わらなさすぎて、
先生が提出締切日を伸ばしてくださいました泣

6年生8月3日
・2回目の振り返りのセッション

日本語が稚拙だったことや、有意差についてアドバイスをいただきました。

6年生8月17日
・EE final draft 提出
→夏休み最終日の思い出。。

Turn it inというサイトに全てレポートを提出します。
類似性を確認できます。

6年生8月23日
・3回目の振り返りのセッション
→なぜか分かりませんが、
3回目の振り返りのセッションとても楽しかったです😅


という感じで、

なかなか理想通りのスケジュールには進みませんでした。

実質3ヶ月程度でEEを書き上げていることになります🥲

3ヶ月のクオリティでも B 取れました😅

ですが、
あまり良い例ではないので、
反面教師として捉えてください。。


まとめ

個人的に、EEはとても辛かったです。

DP生である間、ずっと心の重荷でした。

頭の片隅のどこかでずっと

「EEやらなきゃやばいよ!!!」

と言っている自分がいるのですが、

他のDP科目の課題の方を優先してしまい、

「EEは1年半で取り組めるから〜」と後回しにすると、

あとで大変なことになります。

自分の計画性が試されますね。。。


ですが、辛かったと同時にとても楽しかったです!

自分の興味のある植物について、

自分で一から仮説、方法、実験、考察を考えて

研究するのはワクワクしました。

同時に、先生のサポートの重要性も実感し、

自分1人の力だけではこのEEは完成できなかったな、と

色々な人に感謝する面がたくさんあります。

自分の心の弱さも知れましたし、

自分の興味あることを探求できましたし、

EEを通して多くのことを学びました。


DP生にとって、

一番学びがいがあって、

それと同時に一番大変なのが

EEなのかもしれません💭


大変で辛くて、何回も泣いて書いたEEだからこそ、

今は私の宝物です🫶

パソコンのデスクトップにずっと置いて、

たまに見返して、

「あの時自分はよく頑張ったな〜、今も頑張ろう!」

と自分を鼓舞しています(笑)


色々ハプニングありきのEEですが、

DPの大変な一面を共有できていれば嬉しいです!

最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回:来週はお休みします。IAについて語る or 課外活動について

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