自分を「変える」ではなく「成長」させる
最近の大学生活でモヤモヤしていることがあるので、
ここで吐かせてください。
DPやIBの内容と直接的な関わりはないですが、
IBで培ったスキルが活かされている内容だと思うので、
ぜひお時間ある方は読んでくださると嬉しいです。
文章で心の整理させてください。
授業の中で湧き出た疑問
私は教職課程の授業を取っているのですが、
教職を学んでいく中で、
自分はあまり良くない生徒だったかもしれないと、
振り返って思う瞬間がたくさんありました。
今セメスターに取っている教職の授業は、
「特別活動及び総合的な探求の時間の指導法」という授業です。
特別活動や総合の時間を通して、
生徒にどのような力を身につけさせるのか、
授業や活動を通してどういう人に育ってほしいのか、
などを色々学びます。
その中で、よく
協調性、互いを尊重し合うこと、人間関係形成、等しく合意形成に関わる
などといった言葉を聞きます。
特別活動には、さまざまな学校行事やホームルーム活動が含まれています。
例えば、学校祭や、修学旅行、委員決め、全校強歩、体育祭など。
このような学校行事を通して、
生徒が多様な人間性を育む〜みたいなことを学んでいるのですが、
いざ自分の過去を振り返ったときに、
自分は全然その行事が意図する教育成果を達成できていなかったことに
気づきました。
みんなに謝りたい高校生時代
正直、私はそこまでキラキラした女子高校生ではありませんでした。
修学旅行も行きませんでした。
学校祭も、体育祭もほとんど記憶ないくらい、
ちゃんと参加していませんでした。
クラス対抗レクとかもすごく苦手でした。
自分の中では、
「自分がクラスで1人だけのDP生だったから40人のクラスであんまり他の人と関わる機会なくて、クラスのみんなと馴染めなかった」
ってずっと正当化してきてたのですが、
DPが理由ではなく、
自分のコミュニケーション能力や対人関係構築スキルに問題があったと、
最近は思います。
高校2年生の修学旅行は、
2泊3日で京都/大阪なのに13万円もして、
13万円かけて、このメンバーで行っても自分は楽しめる自信がなかった。
高校3年生の学校祭は、
IAとEEが忙しくて、自分何も手伝えなかったし、
クラスに貢献できなかった。
クラスにいるのが気まずすぎて、
休憩時間のたびにIBセンターに、逃げていました。
でも、
もしかしたら自分からみんなと距離を作ってしまっていたのかもしれないと、
とても反省しています。
全然みんなともっと仲良くしたかったし、
一緒にお話たくさんしてみたかったな〜とすごく思います。
変に
「自分は自分で勝手に生きていけるから」
というマインドセットができてしまって、
クラスの中で周りに話す友達が全然いなくても、
「自分は自分だし?」と、強がっている自分がいました。
本当に、今思うと情けないです。
(ちなみに高3の冬に1人ディズニー行くくらい謎に自分一人で生きていけるマインド強強でした)
ホームルームの時に学祭のクラス発表をみんなで決める時も、
DPの課題ばっかりしていて、
全然クラスの決め事に参加する姿勢も持っていなかったなと思います。
だから、今大学の授業で学んでいる、
特別活動を通して身につける
合意形成能力、友達と協力し合う力、お互いの意見を尊重する力が、
私は全然達成できていなかったと感じるのです。
自分が他者に歩み寄ろうとしなかったのは、本当に良くなかったと思います。
そして、私は逃げるという選択をして、
IBセンターで学校の大体の時間を過ごしていました。
今思ったけど、お昼ご飯も1人でIBセンターで食べることが多かったです。
自分のHR教室とか、6年生のラウンジにいるのが怖くて。
DP life 超楽しい!って感じの私ですが、
その中で、DP以外の面で色々悩むことも多かったです。
自分を変えたかった。
こんな対人恐怖症の自分を変えたい。
そう思って、新しい人間関係を築きあげようと思った大学1年目。
みんなとワイワイできる人になりたい。
でも、そう簡単にはうまく行きませんでした。
もっと自分を変えなきゃ。
そう思って挑んだ「世界青年の船」。
コミュ力高い人の集まりで、1ヶ月船の中で集団生活。
DP コーディネーターからも心配されたくらい、
こんなコミュ障の私が知らない人たちと船でワイワイ共同生活できるのか、
不安でした。
ワイワイできたかは分かりませんが、気付けたことはありました。
自分を理解しよう。
「頑張ってみんなと仲良くしなきゃ。」
「Instagram で見るような enjoy 学生生活しなきゃ。」
誰もが色々な場面でそう思うように、私もそう思っていました。
ですが、自分は船に乗って気づきました。
船には日本人100人、海外青年100人がいました。
日本人100人全員と仲良くするのは無理でした。
でも、新しい環境でも仲良くできた人たちは何人もできたし、
自分のコミュニケーション力に自信を持つことができました。
そして、少し自信が持てた時に、
自分のコミュニケーションの心地いい取り方、
自分の特性を理解することができました。
「頑張って自分もパリピになろう。」
「対人関係の面で自分を変えなきゃ。」
ずっとそう思っていました。
でも変える必要は、必ずしも必要ではないと気付けました。
自分のことを理解してあげる。
自分がどういう人間なのかを受け入れる。
そうすることで、気持ちがスッと軽くなりましたし、
過去の自分を少し許せることができました。
高校生の自分には、落胆することも多いですが、
そういう negative な経験もあったからこそ、
今の教職の授業で自分の過去を振り返ることができたし、
自分がいつか教員になった時に、
自分と同じような生徒がいたら、
ちゃんと協調性とか育めるように、
自分の経験を活かしてアドバイスするだけじゃなくて、
一緒にその子と成長していけたらなと思います。
「DP life を enjoy! 人間」に思われがちな私ですが、
DP外のところで苦悩を抱えて、
IBセンターで泣くことも、
先生と面談して泣くこともたくさんあった私でした。
この苦い過去(?)が誰かの役に立てればと思います。
悩んでいるのはあなただけじゃないよ〜って伝えたいです🫶
そして、
自分を「変える」のではなく、
自分を「成長」させて、
もっともっと新しいことに触れて、経験して、
人間として高めていきたいです。
以上、番外編でした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます🌷
p.s. もう少ししたら、DP生とSNSについてっていう記事書きたいです!
(ののか)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?