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太陽と月の鋼① 読み。 #0023

太陽と月の鋼 オススメです。
作者さんは累の人。

以下ネタバレ含みます。

未来のことをルビで「このさき」と言う言い方好き。
峠鬼では未来のことをルビで「いつか」と言っていたけどこれも好き。
峠鬼は蟲師の感じを思い出す。こちらもオススメ。

普段、本関連は読書メーターに記録つけつつレビューというか感想というかなんというかなものを投稿しています。

読んで見て、もう一度調べながら読み返したいと思ったもので、読み返しつつ気になった所を2巻が出た際の1巻復習時に読み返そうと思い書き出してみた。

(1)母上の着物:1両
1両の価値は時期により変わるものの漫画の世界観であれば5〜10万程度(換算対象によっても金額が異なる)
実を言うとよく分からなかった。

(2)「月代(さかやき)剃れよ。鬚も剃れ。」
剃り上げたではなく抜きあげているというのが衝撃的。ルイス・フロイスが武士が頭を血だらけにしていると記しているそうです。怖っ。
フォーマルなのに怖い。月代読めなかった(笑)

(3)「案ずるな五つまでには戻る」
絵柄から察するに朝では無さそうなので20時くらいまで。
九つ〜四つが午前と午後でそれぞれあって、それぞれが2時間ずつ。

(4)「この茅(ちがや)の輪を潜ってお祓いをするんです。」
いね科の多年生植物。茎・葉は屋根をふくのに使用。

(5)「こんな路上で、売卜(ばいぼく)やら祈祷やら…」
商売として占いをすること。つまり占い師のことか。蔑み用語なのかと思ってた。

(6)「欠けたように見えるところに在るものを、誰もまだ見たことがないだけなのです。」
私自身が自分に対してそう思いたい。

(7)「まずい…奴の折助まで…」
そうだろうと思ったけど、侍の家で使われる下男。中元や小姓の方が聞き馴染みがある。

(8)「太田姫…一口(いもあらい)神社か」
「いも」は潰瘍の膿や血を指しているらしい又は忌みの変化。なるほど。
「あらい」は払い(祓い)の変化などの諸説。病を治す噂のある神社。

(9)「渡りの巫女(いなこ)…」
いなこ検索しても出てこないゾ…。巫女のいちこ読みが訛って「いなこ」なのかなあ。謎。「みこ」「いちこ」「ふじょ」「いたこ」「ノロ」「ミヤラビ」「くちよせ」「あづさ」「かんなぎ」「くせよせ」「のろくめ」「イチ」「ユタ」

(10)「黒曜石の刃とは…」
火山岩つまり金属ではく石。随分前に訪れたことのある大分の姫島が黒曜石産地であることを初めて知った。国の天然記念物指定まで。
小学生だったし海老と祭りとお面にしか興味なかったよねその時は。

(11)「十一月朔日(ついたち)…」
月の第一日。新月と同義の日。月の始まり月立ちが転じて「ついたち」

(12)「土御門(つちみかど)卿の…」
鎌倉時代初期に権勢を振るった村上源氏嫡流の内大臣の子孫?鎌倉時代に絶家したとWikiに記載されているけど、どう言うことでしょ。

(13)第8話●晦(つごもり)
月末。こちらも月の満ち欠けが変化する様子を表す言葉の1つ。月が隠れることを意味する…。なるほど。
朔日の話があることから、その時が月末であることも推測できる。そこにお月さんを掛けているのか…。各話のタイトルって今までじっくり見ること少なかったけど、おおぉとなった。おおぉって何だ。

s私もいつか、誰かと囲碁をして、「石はもう…全て死んでおります。」と言いたい。ヒカルの碁しか見たことない。囲碁やったことないけど。

お月さんの調子の外れた歌や水面に映らなかった着物の模様など気になる点もチラホラ。タイトルからも月が大きく関わっているのは間違いない。
お椀に月は反射するのに水面に着物の模様は反射しないのはたまたま?

松浦だるま先生が描くキャラが目を見開くシーンがとにかく好き。
驚きでも恐怖でも感激でもなんでも。ぐわって感じが飛び出てきそうで好き。

2巻は3月末ごろとのこと。楽しみがまた増えた。

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