まともすぎて気持ち悪い

最近急速に、社会的に「まとも」になった。

毎月100時間以上の換金されない残業(裁量労働制だった)は、転職して20時間程度、且つ残業代も貰えるようになった。

都心の高いデザイナーズマンションを無理して借りて、近くに住んでいる友人と終電くらいの時間に集合し深夜まで飲む生活は終わり、家族連れが多い街で手作りのご飯を食べ、0時過ぎには寝ている。

おおよその人にこの変化を伝えると「良かったね!」と言ってくれるし、実際のところ良いことなのだろう。

ただ、どうにも気持ちが悪いのはなぜだろう?

どこかで、こういうまともな生活をしている人にはなれないという想いがずっとあったのか?

「まとも」になったことで何かを失った感じがしたのか?

「まとも」な人を羨みつつ、どこかで「こうなりたくない」と思っていたのか?

単に、色々と考えるだけの時間や余裕が出てきたことで、思考をグルグル回してみているだけなのか?

おそらく全部なのだろう。
まさか、まともな生活が過労より精神的につらいとは思わなかった。

ただ昔から、作業で時間を埋めて自分を忙殺するとで、思考から逃げるというのはやりがちなので向き合わなければいけないんだろうな。

早く気持ちよくなりたいものだなあ。

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