【レビュー】勝つためのメンゼンドリル(著・リツミサン)

今年の12/23に発売された、リツミサンの麻雀戦術本の新作を読み終えたので、早速レビューしていきます!
結論からいうと…オススメです!

著者の「リツミサン」とは

私はネット麻雀天鳳の鳳凰卓東南戦を主戦場としている。その鳳凰卓では数少ないメンゼン派として知られている。
副露率は約2割2分で、対戦数は3000戦以上で安定段位は8段を超えており、安定した成績を残している。

(本書引用)
2021/12/25時点の鳳南成績

天鳳7段以上の副露率平均が35%前後(※)です。
ぼくからすると、リツミサンの超低い副露率はハンデのようにさえ思えてしまいます。
その門前寄りのリツミサンが、どのようなことを考え、どのようにして勝っているのか・・・ってすごく興味ありませんか?

※天鳳ランキングページより

読んで思ったこと

とにかく読みやすかったです。
発売2日でレビューを書けている通り、数時間で読み終わりました。
立体牌姿 → 数行の解説
という形式で100問収録されています。

エッセンスが詰まった問題に、数多く触れることができたため、
「ああ、この観点見落としがちだな~」
という点に効率よく気づけました

Amazonにも掲載済みのページより

最終章の応用問題以外は、重要な牌のみ河に表示されています。
それ以外の牌は斜線表示となってるので、サクサク読めました

こんな人に向いてるかも

対象読者:天鳳3~7段
押し引きのセオリーや基本的な牌効率はわかるけど・・・

  • 役牌をスルーするタイミングがわからない

  • 鳴きへの対応が苦手

  • 河の危険度を加味した対応が苦手

  • 点棒状況判断がよくわからない

  • 回し打ちに自信がなく、押すかベタオリになりがち

  • セオリーを実践しているつもりなのに、なぜか勝てない

という人は参考になるものが多いと思います!
出題は天鳳段位戦のルールを前提としていますが、一般的なルールでも十分役立つ内容でした。

タイトルの印象から受ける鳴きが多い人向け、というよりは
「対応力」をみがく のにオススメの麻雀本、という印象です。

まとめ

基本的なセオリーは抑えたけど、「状況に応じた打牌」に自信がないひとはぜひ。
立体局面を見て、注目すべきポイントを見つける練習にうってつけです。

異なる局面で、似た思考を求められる問題が複数回でてくるため、
・自分に足りない思考、に気づきやすい
・繰り返し解くことで、思考を身につけやすい
です。

年末年始に時間があれば、余裕で読み切れるので、
連休中、どうしようかな~という人はちょうどよいかと思います!
参考になれば幸いです!


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