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ありがとう隼さん

お疲れ様です。
今回はリーグ戦最終節の相模原戦と相模原戦で引退を決意した田中隼磨選手との話も少し書きました。最後まで読んでください。


リーグ最終戦の大切さ

前節宮崎戦で1-4で負け昇格するための条件はほぼ現実的な数字では無くなってしまった。
もちろん最後まで昇格できる1%の可能性がある限りプロとして戦うのは当然だが、それとプラスで同じくらいこの試合の大切さがある。
それは相模原戦で田中隼磨選手が引退をすると言う事。サッカー選手である限りいつかは引退を余儀なくされる。田中隼磨選手は松本山雅に長年在籍し、横浜F・マリノスや名古屋グランパスや東京ヴェルディなどでプレーをし、日本代表でも活躍された選手の1人が相模原戦で引退する。
体もなかなか言う事が効かず難しい中でもリハビリやトレーニングを取り組み最後ベンチに入ることになった。この相模原戦、自分はスタートに選ばれた。その思いも背負い、1%もないかもしれない可能性を信じ昇格のために戦った。


ピッチの中の空気

後半残りロスタイムも合わせると10分ないくらい。スコアは0-0。松本山雅が押しているがなかなか点を取る事が出来ない。その中遂にピッチに田中隼磨選手がピッチに入ってきた。自分は松本山雅に来て田中隼磨選手と公式戦でプレーするのは初めてになった。ピッチに入ってきてチームを鼓舞する姿や中で声をかけてくれるその質など違った。その結果凄いことに繋がった。
田中隼磨選手のボールからチャンスを作り、外にいた外山選手が折り返して中にいた中山選手が最後は合わせて劇的なゴールが生まれた。
その後も時間はほぼなく守り抜き1-0で勝つ事が出来た。終わった後も自然と田中隼磨選手に人が集まり勝利を分かち合う事ができて良かった。


シーズンを通して

ただ、チームとして目標であったJ2昇格は果たす事が出来なかった。この1年苦しい試合を乗り越えたり、コロナ禍や出場停止など色々な条件があった中で首位に立つチャンス、この試合を勝てば勝ち点差を離す事が出来るチャンスなど数回はあった。そこを勝ちきれなかった事がチームとして苦しくなり昇格できなかった原因だと思う。
そうなったのにも、決めるところを決めるや、もう一歩寄せていれば、不良いなファールからのセットプレーで決められたりなど思い返せば沢山ある。それをこれからクラブとして見つめ直し来年必ず昇格するためには修正していかなければならない。どんな時も、ホーム&アウェーに応援に来て下さって本当に力になりました。ただ皆さんも欲しかった昇格をプレゼントする事が出来なかったこと責任を感じています。
本当にいつも熱い応援ありがとうございました。


野々村と隼さん

隼さんとの話を少しだけします。
隼さんとプレーした時間は少なかったです。
この松本山雅に入った時の1年目のキャンプでその隼さんのトレーニングの取り組みに自分は驚く。トレーニングが始まる前に必ずアップをサッカー選手はします。そのアップで体をストレッチしたり、動きを入れたアジリティーなどがキャンプ中沢山あった。自分は意識しながら普通に取り組み、周りの選手もこなしている選手や普通にやってる選手もいる。その中、隼さんの姿を見た。意識しながらしかも100%でやっていた。当たり前の事なのかもしれないが他の選手と違ったように自分は見えた。その時から自分は隼さんから学ぶことは多いかもしれないと思い、アップの時のアジリティーをする時も隼さんの後ろに必ず並んだりして行動を見たり、2人組で基礎トレーニングをする時も隼さんとするために自ら「お願いします」と言ってプレーした。当たり前にやっていた基礎トレーニング、当たり前にやっていることの質が他の選手と違ったことにプロ1年目の最初から隼さんの凄い姿に自分は出会った。
そこから練習試合で隼さんがWBの右で自分がCBの右に入った時も色々細かく教えていただき始めから学ぶことが多く成長出来た。
それ以来、隼さんとはグラウンドで一緒にプレーする事がなくなってしまった。怪我、リハビリなどでなかなか会うこともなくなってしまったがキャンプでその姿を見せてもらったことは今でも覚えているししっかり取り組んでいる自分がいると思っている。
その隼さんと最後公式戦で一緒にピッチに立てて勝利を分かち合う事が出来た事幸せでした。
隼さん本当にお疲れ様でした。


シーズン通してnoteを読んでいただきありがとうございました。
まだまだ色んなことを投稿していくので是非読んでください。
読んでいただきありがとうございました。

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