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「鼓動の歌」ができるまで

私のオリジナル曲は、現在20曲くらいある。
ちゃんと曲を作り始めて約3年。

たぶん少ない方なんじゃないかな〜と思う。


私にとっての曲作りは今のところ、
出るときはポンポン出る、
出ないときはいくらひねっても全く出ない、そういうもの。

そして私の曲のほとんどは、自分の経験だったり感情を表現したもので、そのストーリーには多少のフィクションがあっても、私の気持ちが大きく反映されたものになっている。


というか、
私の歌はいつも、私のために作ってる!

だから作りたい時に作るし、出来ない時に無理やり作ったりはしない。


のだけれど…


先日の成人式に向けて作った新曲は、初めて時間のリミットを感じながら、それでもどうしても作り上げたくて、必死になって作った曲だった。


6月に二十歳の誕生日を迎えた時、節目に曲を作りたいと思った。
でもうまく出来なかった。


なんなら、YUIのThank you My teensのような、十代最後の曲も作りたいところだった。
でもうまく出来なかった。


だから、諦めていた成人式を病院でやってもらえることが決まったとき、自分の20年間を受け入れ二十歳を迎えたことを祝福し、これからも生きていくための曲を、自分で作って歌おうと決めた。



いざ曲作りを始めるとやっぱり想いが強すぎて、なかなか納得できるものが出来ずに、時間だけが過ぎていった。

やっとのことで曲が完成したのは、12月30日。
大晦日には祖父母の家に帰省する予定だったから、思い残すことなく新年を迎えたい一心で、朝起きてから夜まで一日中かけて、死ぬ気で完成させた。


タイトルは「鼓動の歌」。

私らしい、私の成人式にふさわしい、最高の曲が出来たと思う。


ふと気付いたら、私が新しい曲を完成させたのは、1年ぶりだった。

思い通りの曲が出来ず悩んでいるうちに、どんどん気持ちや言葉が積み重なって、いつのまにかその出口は詰まってしまっていた気がする。


たまにはこうやって形にして出す作業をしないとね。
私の色んな気持ちは歌にすることで、消化して、手放して、認められて、前に進んできたんだから。

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