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論文読みで気づく無力

 月曜日になりました.筆者はかねてより言っていた論文読みを進めていきました.

 高校時代は,英語長文は周りと比べて,地元の都道府県でも底辺の方なのですが,とても早く読むことができていました.しかし大学を入ってから英語を避け勉強をさぼっていると,院試の時に提出するTOEICで600点台程度となってしまいました.

 そのため,今日論文のアブスト,最初に概要が書いてある部分,を読み始めると,スピードは依然変わらずに単語を拾えるのですが,雰囲気でしか読めないことに気が付きました.こんなにふわっとした意味で理解していくことは,とても危険だと思い,細かく訳していこうと思い,和訳をwordファイルに起こしながら読み進めていきました.もちろん読むスピードは格段に落ちてしまいましたが,それも仕方のないことです.ただこの作業がなくても読むのに時間がかかったことでしょう

なぜなら専門用語がとても多いからです.

 B4 で研究を始める理系学生の多くはこのことに悩まされると思います.筆者は,学部時代は熱系の研究室で,現在はバイオミメティクス系,と言ったらいいのかはわかりませんが,の研究室に所属しています.学部時代の研究で得た知識は全く歯に立たないのですが,学部時代からロケット開発のサークルに所属していたので,基本的な流体力学や,航空力学で用いるような単語は理解できていることは不幸中の幸いでした.

 筆者が今読み進めているのは「Flapping wing aerodynamics from insects to vertebrates」という,いわゆるレビュー論文で,これから研究を進めるにあたり,先行研究がどこまで進んでいるのか広くしかし浅く知ることができます.

 基本的に辞書を使って意味を調べて,それでもわからない場合はGoogle翻訳に文ごと入れてみたりします.しかし,日本語になっても理解が難しい単語ばかりで,他分野に進学した辛さ英語をおろそかにしてしまった後悔を実感しています.まあ,もっと早くから実感するべきなのですが...

 まだ全部読み切ることはできていないので,週半ばまでに読み切りたいと思います.それにしても,論文検索から翻訳に至るまで,本当にGoogle先生にはお世話になっています.感謝です.