求められて、それから

先日、夜更かしして見ちゃった。こちら↓↓↓

そう、田中みな実さんのプロフェッショナル仕事の流儀。すわ!噂の美人さんじゃん!!と見出したら目が離せなくなりました。すっぴん可愛いいし、自虐かまして面白いし、とか色々あるんすよ。でもでもでも一番気になったのはそこじゃない。

ベリーベリーうつろだったのです。何にも見てない目の人が求められてるから頑張らなくちゃって言ってた。自分のこと消耗品とか言ってた。なんかさ、なんかね、なんか置屋の女郎さんみたいだなって思ってしまいましたごめんなさい。いや、負けてたまるかみたいな事おっしゃってて今の状況を凌駕して強く生きていかれそうな感じもするんですけど。見てて不安になったと言うか。

こんな素は普通の人なら出さないところまでべろんと見せてしまっている、なんかすげードキュメンタリーやってるって思って夜更かししたわけなのですが。

もう1人思い出した。求められてるから頑張りますって言ってた人。

この人だ。旅行嫌いなのに鉄道旅行シリーズが大好評だった関口知弘さんもくりかえし、自分は巻き込まれ型で求められたことを頑張ると言ってた。

私この方の鉄道の旅シリーズが大好きでよく見てたんだけど、この方もまたテレビの前でポワーっと虚無に。。。いや、鉄道の移動長いからしかたないのか?なんかでも、好きで求めて見ていた人に何かを要求してしまっていたのかな、ごめんねって思った。

求められても、売るものと売らないもの決めて元気でいて欲しいなぁって思った。

それを思うとさ、オザケンの甘ったるい声で歌うラブリーに引いてしまい、吉本ばななさんのキッチンや三島由紀夫のデリケートさにその世界に没入できなかったりってのはさ、求めるリスナーや読者と求められる表現者って構図から自分が外れてたって言う、そう言う事なんだよね。求め求められたその空気感が消えてしまった後に残るものは滑稽じゃないけど、なんかなぞのクセが有って作品を素直に受け入れてられなかったあの日のこともまた思い出し。いやそれはね、別に、自分の許容範囲の狭さもあったわけだし。いいんだけどさ。需要と供給と綱引きはそれに踊らされる必要ってあるのかなって、モノクロ映像でトイレットペーパー買うために並んでる人見ると思っちゃうの。

オイルショックのトイレットペーパー不足騒ぎで過労で体調崩したトイレットペーパー工場の人がいても仕方ないよねって言われちゃうだけなんだぜ。求められても求めた人間が作る渦に溺れたらそれはやっぱりさあ、まずいんじゃないかな。。と思いつつも、でも求められて、無表情になっちゃうほど我々が何か求めちゃってるならごめんねって思った。みな実さんはお弁当ばっかたべて(いや、忙しくて仕事場でお弁当が出てて、サービス精神で合間にたくさんみな実さんがお喋りされるから、そこが使われるってだけなんですけどね)自分を責めて、鼓舞して、少なくとも甘えん坊で可愛いみな実のビューティーツンデレライフのドキュメンタリーではなかった。

なんか、教祖みたいな人に捕まらないでねって思った。自分をすきになってくれる人すきじゃなさそうだし、付き合っても自分に厳しい分、彼氏にも厳しそうだし。

彼氏が間夫か教祖しか思いつかんのだが、すごく努力家でガッツがある人だったから、是非私の不安を覆し、世の人の予想を裏切って遠くまで行ってほしいなと思います。あと、なんでもいいから元気でいてねって。

思った次第の宵でございました。


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