見出し画像

オフロードブーツの修理サービスの話

先の投稿で触れた、ガエルネのオフロードブーツの修理の話です。


修理サービスについて

ガエルネを扱っているジャペックスでは修理サービス(J-REPAIR)を行なっています。
これまで履いてきたオフロードブーツ、GAERNE ED Pro は二回修理に出しました。

一回目の修理

一回目の修理は脛の樹脂製のプロテクターやチェンジペダルのパッド、バックル等が劣化して破損しました。
樹脂パーツの劣化でこんな状態になるなんてと納得がいかない気持ちでしたが、こんな状態で修理可能なのか不安でもありました。

修理前
修理前 廃棄処分のような…

すでに古いモデルだったので、このモデルに対応した部品が無く、新しいモデルの部品等を代用して修理してもらいました。
その修理方法ですが、単純に新しいモデルの部品を取り付けるのではなく、そのままでは取り付けられないため、脛の部分には大きな革を貼って、その上に樹脂製のプロテクターを取り付けるといったものでした。改造といってもいいような対応だったので、ここまでやってくれるのかと驚きました。しかも、価格はそれほど高くなかったというか安かった記憶があります。
メーカー、代理店の対応と考えると、対応する部品がないため修理不可能、新しいものを買ってくださいと言われてもしかたがないように思います。樹脂製パーツの寿命が高価なブーツの寿命では短すぎると思いますが…

修理後

二回目の修理

二回目の修理は最近のことでした。やはり樹脂製パーツが劣化していました。トップのプロテクターから伸びたベルクロでとめるベルト部分のロゴが劣化してボロボロになり、剥がれ落ちてきました。ロゴが剥がれるだけでなく、ベースもボロボロ、ベタベタになっていました。そもそもなんでこんな造りになっているんだと思いました。プロテクターとベルトは別にして欲しかった。現行モデルはそうなっているようです。
ソールもかなり摩耗して傷んでいたので、ソール交換もあわせて依頼しました。
しかし、すでに25年以上前のモデルであるため、使える部品はすでに劣化が始まっているものしかない状況でした。とりあえず、プロテクターはその部品を使うことにして、ソール交換を依頼しました。ベルト部分がまた壊れたら自分でなんとかしようかと…

gaerne のロゴがボロボロになって剥がれ落ちました。
裏側は購入当時のままです

ここまでやってくれれば十分か…

二回目の修理はまともな部品が無くて残念でしたが、年数を考えると一回目の修理も含めたら十分な対応だったと思います。新しいモデルに買い替えないことを申し訳ないように思ってしまいました。結局、買うことになりましたが…

購入の際は、修理が可能なメーカーを

ブーツは高価なものですしオートバイで使う以上、経年劣化だけでなく損傷することもあるでしょう。ブーツを購入する際は修理が可能なメーカー、モデルを選ぶようにしています。
検索してみると、J-REPAIR以外にも海外メーカーのブーツの修理を行なっているショップがいくつかあるようです。
どこに修理を依頼するにしても、メーカーがパーツを供給している必要がありますし、その量、期間等も気になります。パーツだけでなく、ソール張り替えが可能な製法かなども大事なポイントだと思います。
また、自分で交換できるスペアパーツを購入できることも大事なポイントです。
以前、ED Pro を履いていて派手に骨折したことがあり、そのときはプラスチックのプロテクターでプロテクションガチガチのブーツを購入しようと思っていましたが、もうそういう走りをすることもないだろうと思って見送りました。
ツーリング用のブーツは、樹脂製パーツの使用は最小限にして、よほどのことがない限り修理を依頼しなくてすむような仕様にしてほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?