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ブロンプトン カスタムホイール静音化

追記

この対応、残念ながら思ったよりも効果は短かったです。別の投稿で説明します。

ブロンプトンの外装5速化の際に交換したホイールのラチェット音がかなりうるさかったので、静音化してみました。ホイールを交換したときの記事はこちらです。


グリスの充填による対策について

以前に他の自転車のホイールのラチェット音が気になって調べたことはあったのですが、実際にやったのは今回が初めてです。
「充填」といっても特別ことをするわけではなく、フリーハブボディとハブの接合部にグリスを満たすだけです。最初は静かになっても走っているうちに、うるさくなってくるようです。
以前、購入したフルクラムのホイールが購入後はそれほどうるさくなかったのですが、乗っているうちにすごい音になりました。きっと、新品時のグリスが馴染んできてうるさくなったんだと思いました。このこともあって、グリスを充填してもすぐにうるさくなるだろうと思って対応は見送っていました。

ブロンプトンは静かに乗りたい

ブロンプトンについては、自転車歩行者専用道路(遊歩道)や公園でのポタリングや、押し歩きをすることも多いので、静かに乗りたいと思います。
大きなラチェット音は、歩行者に接近していることを知らせる効果もありますが、バードウォッチングや撮影をしている近くを大きな音をたてて押し歩きするのは迷惑になってしまいます。そういう場面でなくても、うるさいと感じる人は多いかもしれません。
ブロンプトンはホイールが小さくて回転が多いためか、押し歩きのときの音はけっこう気になります。
いまさらホイールやハブを交換するのも現実的ではありません。ブロンプトンを2台持っているので、使い分けるしかないかと思ったりもしましたが、「走り」専用になってしまうのは残念です。そこで、グリスによる静音化をやってみることにしました。

使用したグリス

まずはグリス選びですが、改めて対応方法を検索してみると効果があるらしいグリスがあったので、これでやってみることにしました。グリスによって静音化の持続がかなり違うようです。長く持続する方がいいのですが、回転の抵抗も気になります。せっかくいいホイールを買ったのに、重たくなってしまうのは残念です。重くなるといっても漕ぎの重さではなく、フリーハブの回転なので、惰性で走るときの抵抗になります。なので、多少なら仕方がないと思っています。惰性で長く走れるというのも魅力なのですが…

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対応作業

フリーハブボディを外してみたところ、思っていたよりもグリスが少ない印象でした。ハブ全体的にもシールドベアリングの使用でグリスが塗られていないので、音が響きやすい状態だったのかもしれません。

フリーハブボディ 取り外した直後、グリスがついた状態
ハブ側 元のグリスがついた状態
フリーハブボディ
フリーハブボディ 板ばねと爪
ハブ側

元からついていたグリスは拭き取り、新しいグリスをつけました。
ハブ側とフリーハブボディにグリスをたっぷりつけてはめ込み、はみ出たグリスを拭き取りました。

はみ出たグリス

フリーハブボディを組みつけた後、手で回してみると、回転が重く、かなり鈍い音になりました。
音が出にくくすることと合わせて、音が響かないようにする効果もあるようです。
しかし、正直、もっと静かになるのかなと思っていました。

実際に走ってみると…

まず、押し歩きですが、ほとんど無音です。手でフリーハブボディを回した時に音がしていたので、実際は音が出ているはずですが、押し歩きの体勢では耳に届きませんでした。
続いて走行時の音ですが、クランクの回転を止めて惰性で走ってみると、後ろの方で鳴っているなとわかる程度でした。
押し歩きでほぼ無音ということから、標準ホイールよりも静かになったので、歩行者に接近を知らせる効果は無くなってしまいました。ちょっと残念な気もしますが、この状態がいつまで続くのかはわかりません。

回転の抵抗

グリス充填によるフリーハブの回転の抵抗については、組みつけ直後はけっこう大きい印象でした。クランクを手で回して惰性によるホイールの回転を確認したときは、けっこう抵抗があってすぐに回転が止まってしまう感じでした。
漕ぎが重くなるわけではないので、我慢するしかないかと思っていました。
しかし、翌日に試走したときは、けっこう回るようになった印象です。それでも音は十分抑えられていました。

今後は…

この静音の状態がどの程度持続するのかわかりませんが、けっこう続くのであれば、定期的にメンテナンスも兼ねてグリスアップするのもいいのではないかと思っています。

動画(対応前後)

対応前

対応後


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