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ブロンプトンのホイールを新調してみました

少し前にリアの5速化を行いましたが、2速の純正ホイールに一体型のスプロケットを装着していたため、5枚のスプロケットを装着できるホイールに交換したいと思っていました。以前からそのうち、回転の軽いホイールに交換したいと考えていたため、ちょうどいい機会でした。


選んだホイールは BZ / Hubsmith

回転の軽いホイールといってもそんなに高級なホイールは買えないので、適当なものを探していました。見た目もあまり主張することなくノーマルっぽい外観を保ちたいと思っていました。
なんとか買えそうなのが、BZ SPORT CYCLES のホイールでリムが BZ、ハブが Hubsmith の製品でした。
届いたホイールを確認してみると、ハブの回転はすごく軽いというよりは、ヌルッとした感触の回転でした。以前買った DURA-ACE のハブと同じ感触でした。
よくYouTubeに上がっているいつまでも回り続けるようなフロントホイールとは、ほど遠い感じです。最初から軽すぎても不安な気がしないでもありませんが…
外した純正のホイールのフロントは、ゴリゴリとした感触のある長年乗り続けた自転車や安っぽい自転車の感じでした。リアの方は意外とヌルッとしたスムーズな感触で高級感がありましたが、かすかにゴリゴリした感触が伝わってきました。元からなのか経年劣化なのか…?

フロント
リア

タイヤはシュワルベのマラソン レーサーにしました。折りたためるタイプですが、こんな製品があるとは知りませんでした。長旅のスペアタイヤとしてコジャックを用意していましたが、荷物の量によってはこちらの方がいいかもしれないと思いました。

スプロケットの選択と装着

スプロケットは、シマノの11速のものを使いました。11枚から選べると思っていましたが、小さい方から1速、2速は特殊な形状、大きい方の3枚は結合されていたため、自由に選べる範囲は意外と少ないものでした。
結果的に歯数は、11-12-14-17-21 の組み合わせになっています。
一体型のスプロケットは、11-13-17-22-25 でした。重い方の組み合わせとなって、つながりはよくなったと思いますが、軽いのがなくなったのが残念でもあります。フロント使えばいいのですが…
まだ、他の歯数構成のセットなどで交換可能なので、もっと走ってみて、フロントとの組み合わせで考えていきたいと思います。

フレームとの干渉は…

純正ホイールに一体型スプロケットのときは、チェーンとフレームの間隔に問題が無かったのですが、今回のホイールでは、けっこう間隔が小さく、ちよっと不安です。念の為、ゴム板をフレームに巻いたり、最小を追加で購入した12Tにしてみたりしましたが、2枚目も特殊な形状であったため、とりあえず、上記の組み合わせにしています。ちょっと試行錯誤してしまいました。

後述 : スプロケットの構成の見直し

小さい方の1枚目と2枚目の 12T、13T と、セットに無かった 18T を購入し、スプロケットを組み直してみました。構成は、12-13-15-18-21 です。
2速の標準が12Tで今までそれで十分でしたし、スプロケットが大きくなってチェーンが中心から外側にいくとフレームは外側に広がっているため、クリアランスも大きくとれたようです。念の為つけていたゴム板は外しました。
となりあう歯数の差が小さくなったせいか、以前よりスムーズにシフトできるようになったようです。

11T  とりあえずクリアランス確保
12T 比較しにくいですがクリアランスが広がったようです。
12T, 13T, 18T

高級ホイールの証?ラチェット音が…

けっこうラチェット音が大きいです。ラチェット音が大きいホイールの普通サイズの自転車を持っていますが、ブロンプトンは静かに乗りたかったかな…という感じがします。
歩行者に自転車の接近を知らせる効果もありますが…
音をたてたくなときは惰性のスピードにあわせてクランクを回しますが、押し歩きで鳴ってしまうのは困ったものです。特にブロンプトンでのポタリングでは、バードウォッチングや撮影をしている人がいたら、近づくとまずいかなと思ってしまいます。

仏式バルブ専用

予想外というか、まったく意識していなかったのですが、このホイールは仏式バルブ専用でした。
大きなホイールはチューブレスやチューブレスレディということもあってほとんどが仏式バルブだと思います。このため、ブロンプトンでも仏式バルブを使う人がけっこういるらしいことは知っていました。
しかし、ブロンプトンは純正で米式バルブだったので、まったく意識していませんでした。ブロンプトンと大きなホイールでバルブの形状が違うことに抵抗がなかったため、ブロンプトンでも米式バルブを使ってきました。
バルブ穴を拡大しようかとドリルを用意するところまでしましたが、先細りの高いリムの穴を広げるのはさすがにまずいと思い、仏式のままで使うことにしました。
米式バルブ対応であれば仏式バルブも使えるため、個人的にはその方がよかったのですが…
ラチェット音に加えてこの点もちょっと残念なポイントでした。
しかし、メーカーの商品ページの写真を見てみたら、米式バルブらしきバルブを装着した写真がありました。選択できたのか変わったのか…それでもとりあえず仏式バルブでいこうと思います。

走りの軽さは…?

肝心の走りの軽さですが、正直よくわからなくなってしまいました。
最初、やけにゴツゴツした感じがあり、ペダルに振動が伝わってきました。これがタイヤがリムになじんでいなかったためか、チェーンがフレームに巻いたゴム板をとめていたタイラップに触れていたせいか分かりませんが、解消されたようです。しかし、走りが軽くなったような気はするのですが、この走り始めの違和感のために、よくわからなくなってしまったというのが正直なところです。
翌日、あらためて走ってみましたが、強風でやっぱりよくわからない結果でした。
こういうのは、プラシーボ効果もあると思うのでやめておきます。

残念な点はあるものの…

ラチェット音と仏式バルブ専用。個人的には、高級ホイールにつきもの性質がブロンプトンには合わなかったという残念な結果でした。
とりあえず、いいホイールではあると思うので、これはこれで楽しんでいこうと思います。

追記

フリーハブの静音化をやってみました。どのくらい持続するかわかりませんが、とりあえずは効果がありました。

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