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中判フィルムの6x9フォーマットで撮影したくて… その2 ZEISS IKON Super Ikonta Ⅴ

Voigtlander Bessa Ⅰ で 中判フィルム 6x9 フォーマットを楽しんで、このカメラも気に入っていたのですが、小さいファインダーや目測式であることなど、もうちょっといいカメラが欲しいと思うようになりました。
しばらくしてから、中古カメラ店で程度のよさそうな蛇腹カメラ、ZEISS IKON Super Ikonta Ⅴ / ツァイス・イコン スーパーイコンタ 5 を購入しました。


Voigtlander Bessa Ⅰ の不満など

6x9 フォーマットで撮影できるところが気に入っていた Bessa I ですが、以下の点が不満だったり、できればこっちの方がいいなと思うところがありました。

  • ファインダーが小さくて見づらい。

  • ファインダーにピント調整機能が無い。(距離計が無い)

  • レンズのF値が4.5。もう少し明るいのがいいな…

  • 標準レンズの画角。広角の画角が欲しい。

  • 距離の表示がフィート(feet)

  • レンズの蓋がカメラを構えて右側に開くので、右手で持つのに邪魔。

ZEISS IKON Super Ikonta Ⅴ

特徴

  • 105mm 3.5 のレンズ Zeiss-Opton Tessar

  • 撮影用レンズと連動した距離計(ファインダーとは別の覗き窓)

  • Bessa I よりは大きなファインダー

  • ファインダー、ピント合わせ用のレンズも折りたたみ式でギミック感が高い

  • レンズの蓋はカメラを構えて左側に開く

  • シャッターボタンは左側

  • 距離の表示はメートル

  • Bessa I と比べると重い。

ホールド感、操作感

Bessa I の不満から広角はかないませんでしたが、より明るいレンズ、ピントあわせ可能、高いギミック感と使いやすくて魅力的なカメラです。
ホールド感については、レンズの蓋が左側に開くのはいいのですが、シャッターボタンが左側にあるので、ちょっと使いにくいです。シャッターボタンが右側にあれば、右手でボディのホールド、シャッターボタンの操作、左手でのサポートができて、一般的なカメラのように安定して撮影できるように思います。
慣れれば、左手でボディと蓋を掴んでシャッターボタンを押すという独特の持ち方で安定して撮影できるようになると思います。

重量

BESSA I : 744g  Super Ikonta V : 869g
けっこう BESSA I  との重量差があって残念なところです。

外観

ボタンを押して開いたところ
ピント合わせ用のレンズを立てます
蓋のスタンドを立てて
ファインダーと距離計
背面 しっかりした赤窓の蓋
上面
底面
三脚用の穴にストラップをつけています
BESSA I : 744g   Super Ikonta V : 869g

写真

FUJIFILM PROVIA100F リバーサルフィルム(ポジフィルム)
今回は以前に撮影したフィルム/画像が見当たらなかったので、久しぶりに撮影してみました。
画像はフラットベッドスキャナー(CanoScan 9000F)でスキャンしました。ピンボケの問題がありますが、今回はわりとくっきり取り込めているようです。一部、デジタルカメラでフィルムを撮影した画像を載せました。
ほこり等を画像ソフトで修正しています。

上のスライドの一部をデジタルカメラで撮影
これ以上下がれない… 画角とファインダーの視差で… もうちょっと下にすればよかった…

デジタルカメラでフィルムを撮影した画像を見ると、ピントが今ひとつな感じですが、SLの写真を見るとわりとシャープに撮れているのでは無いかと思います。

ライトビューア

6x9 フォーマットのスライドを見るのは楽しいです。

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