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”結婚”が身近な人の選択肢の一つになっているなんて思ってもみなかった話

結婚願望を持っていますか?あるいは持っていましたか?

年を重ねるにつれて、いやでも「結婚」という事象に対して考える時が一回は誰にでもあるのではないでしょうか。
ちなみに私は現時点で結婚願望はありません。

決まったパートナーがいる訳ではないのでこれから先は、机上の空論でしかないのですが、例えば自分にそうした理屈上結婚が出来る相手がいた場合、私はその人と絶対に結婚したいと思うのかと問われると今の私はそうは思っていないのです。

この考えは私は高校生の時から考えているものです。
自分が結婚できる状況にあって、一生を共にしたいと思う相手と出会った時、私は結婚という選択肢を100%とるかと言われると、そんなことはなさそうだな。と漠然と考えていました。

つまり私にとって、「結婚」というものは今の私の年齢も関係しているとは思うのですが、昔も今もずっと遠い場所に位置している、手を伸ばしてもその選択肢には届かないものだと思っていました。

(ここで補足をさせていただきたいのですが、私は決して、結婚することがよくないこと。とか、結婚しないことが素晴らしい。とか、そんな風には全く思っていません。
身近な人や、縁のない人でも「結婚しました!」と聞くとめちゃめちゃ祝福したい気持ちが生まれますし、頭の中では嵐の「One Love」が爆音で流れています。)

私にとって初めてだったInstagramの投稿

いつものようにInstagramでみんなの投稿を見ようとした時です、2歳上の高校の先輩が入籍報告をInstagramでしていました。

私はこれが衝撃だったのです。

自分と結婚ってこんなに近い場所にあるものなんだ。と。

Instagramで友人、あるいは多くの人に入籍報告をすることは今どき珍しいことではありません。
しかし、”私がフォローしている人”でInstagramで入籍報告を見たのはこの時が初めてでした。

高校時代、少しですが会話をしたことある先輩が、「結婚」をした。
今まで、自分とは無縁だと思っていたその事象は知らぬ間に自分の近いところまで来ていたことは、私に大きな衝撃を与えました。

これがライフステージの変化っていうやつ…?

そしてその時私は感じました。
「これがライフステージの変化というやつなのか…?」
と。

学生の時、あるいは就職活動の時に、ライフステージという単語を耳にすると思います。
特に就活の時は自分のこれからの人生について、今まで以上に考えてそれを実現するために自分の身の振り方を考えなきゃいけない。

でもそれって自分の中の想像であって、実際に自分が今経験している訳じゃないから、あまり自分とライフステージの変化なんて結びつかないんですよね。
少なくとも私はそうでした。

ただ私は、先輩のInstagramの投稿をきっかけに、このライフステージの変化が急に自分の現実で起こっていることなんだと認識させられました。

今まで何となく周りの大人がやっているな。誰もがその道を通ってきているな。としか感じていなく、なんとなくそれを遠めに見ていて「ま、自分とは無関係なことだ」と思っていたものが、今、急に当事者になりつつあるという自覚。

正直、このことを認識してから急に怖くなりました。

その選択を取れるほど今の自分は成熟していないのにもうそのステージに立たされているのか。
とか、
当たり前ですが自分の人生の選択の責任とか。

もっと大人になってから訪れると思っていた人生の選択肢は意外にも自分が未熟なうちに訪れてしまうみたいです。

自分、焦らずいきなさい

でも多分、これって私だけに起きている訳じゃなくて、誰もがこの感覚は一度は経験していると思うのです。

自分が今考えている現状と、実際におかれている現状の乖離、実際におかれている現状は、自分が考えている現状の何手も先を行っているという現実。

ここで私は私に声を大にして言いたいと思います。
焦るな。
と。

昨日から今日になって急に「はい、あなたは今日からライフステージ2に突入しました」とはならないんだから、ゆっくり自分のライフステージが変化していくように、自分の認識もゆっくり変化していって、ゆっくり受け入れていけばいいと思うんです。

そこで、自分の考えと現状があまりにも違った時にパニックになるのではなく、どうしてその違いが生まれたのか。その違いを無くしたいと思うのか、あるいはそんなの気にしないと放っておくのか。
そうした作業を少しずつ行って、適応していきたいと考えています。

これからの人生の中で、ライフステージの変化は何回か経験することでしょう。
けれども私は今回の変化で感じた「怖さ」から学び、ゆっくりとゆっくりと受け入れていきたい。
そう強く思っています。

遅くなりましたが先輩、ご結婚おめでとうございます。

今回はこうした結婚とライフステージの変化についての思考を記してみました。